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ジェスカ ラ フィン

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その男は言った。マントのマフラーのところを取ると、姿が現れた。

「…ペリンガ!!」

僕は叫んだ。

ソフサラコマは気絶して、倒れていた。ペリンガはマントを取ると、2末の
ブレードを交差させて、砂の巨人の左足を両断した。ゴォォォォ!! と地面
に倒れた砂の巨人は、ソフサラコマから離れて、砂煙を上げて横転した。

「最初に戦った敵を.えています。こいつら、中々やりますね」

僕の前に立ったペリンガは言った。確かにペリンガは逞しくなったような気
がした。外の空気の気温が下がって、僕達の息は真っ白に変わり始めた。

「話は大体へップから聞きました。あとは、ウィズウィングルとラロレーンを
探すだけですね。…月の上のホメネカは、とんでもない敵だと思いますけど」

ペリンガは言った。ブレードを構えたペリンガは、僕が立つのを待った。僕
は立ち上がって、ブレードを構えた。ソフサラコマも立ち上がって、僕達の所
に飛んで来た。短いトンファーを構えて、僕達は砂の巨人に戦いを仕掛けるこ
とにした。僕は砂の巨人に飛び掛り、ペリンガは再生した左足を切りかかった。
ソフサラコマは、後ろに回って、飛び蹴りを入れようとした。僕は砂の巨人に
腕で攻撃を弾かれそうになったが、左手をブレードで吹き飛ばして、頭目がけ
た。ペリンガが1回転して、ぶ厚い胸を切った。ソフサラコマは、腕に近い背
に、蹴りの後をつけた。ブロックのようにぶ厚い砂の巨人は、ペリンガを睨み
付けて、太股で蹴りを入れた。海の海豚のような太股にブレードを入れて、綺
麗に捌いて、左の太股を分断した。ロボットのような頭をした巨人の頭を僕は、


ブレードをサク、と入れて、力を込めて吹き飛ばした。すぐ再生しようとした
ところを、僕はジョイントで空間を歪めて、出てきた頭をぶっ潰した。前後斜
めによろめいた巨人は、ペリンガのジョイントで、胴体が爆ぜた。ボロボロに
朽ちた体を。ソフサラコマが手をクロスさせて、バラバラに粉々にした。ド
ン!!!! と砂の巨人の体が倒れると、そのまま砂に戻って低い砂丘になっ
た。セントーハットが飛び上がると、僕達は地上で構えて、僕は真空刃を飛ば
した。セントーハットはそれを喰らって、腕の組みを解いた。セントーハット
は地上に下りて、攻撃の構えをした。僕達に殴りか嘗て来て、ブレードで攻撃
を受けた。ペリンガとソフサラコマにも攻撃を仕掛けて来た。烏と猪とバイソ
ンの亡霊を彼方から走らせて、僕達に大打撃を与えた。

夜になると、セントーハットの力は11から22に変わっているようだった。
リギーの決めた、1対1のハンデが効いているのかもしれなかった。もしルー
ルが無ければ、1瞬にして僕達は死んでいるところだった。セントーハットが
羽を覆うアーマーを上げて、羽を出した。両手に剣を持って、僕達と戦った。
素早い動きで2つの剣を繰り出すセントーハット。僕達は引き下がりながら、
互角に相手しているセントーハットを見ていた。飛び上がって、ジョイントで
弾を連射した。武器で弾を受け、砂柱と砂煙が立ち続けた。ブレードで弾を弾
きながら前進していった。ブレードを剣にして、砂柱と砂煙から出ると、飛び
上がって、セントーハットを真縦に切り裂いた。セントーハットは剣を落とし
て、声を上げて吹っ飛んでいって、地面に倒れた。ペリンガがジョイントでセ
ントーハットの胴体を爆ぜ、ソフサラコマが左足で胸に蹴りを入れた。起き上
がったセントーハットを、ブレードをしまって数十0回連続殴打し、胸の凸凹
がボロボロになるまで殴った。それから終いにブレードで切り裂いた。ブレー
ドを下から上へ胸を切り裂いて上げて、頭上に上がったところをペリンガがジ
ョイントの弾を吹っ飛ばして、ソフサラコマがエルボーで地面に吹っ飛ばした。
僕は砂煙が立ってボロボロになったセントーハットを、拳を腹にぶっ飛ばして、
再び何百回も殴り続けた。顔もボコボコに殴って、やはり、ブレードで斬り上
げて、飛び上がって、ブレードで1刀両断した。セントーハットは爆発して、
左足と左膝をそれぞれ失い、欠けて、

「くっ!!」

と手の平をついた。もう僕達の勝ち目であることは分嘗ていた。ソフサラコ
マは飛び出して、連続蹴りと連続打で吹っ飛ばしていった。ペリンガがセント
ーハットの背中に回って、ブレードを掻き上げて、切り裂いて、胴体を真っ2
つにした。僕はセントーハットの股からブレードで切り裂いて、セントーハッ
トは、

「ぐは…」


と言って、青い血を吐いた。何とかジョイントで自己再生したセントーハッ
トは、黒い両手をぐっ!! と絡ませて、僕達は爆発した。ブレードで煙を切
り裂いて、セントーハットの脇腹にサクッ、とブレードを入れた。ソフサラコ
マが出したブレードで切り裂いて、ペリンガがジョイントで後方へ吹き飛ばし
た。粉々になりそうになったセントーハットは、口から血を出して、僕達を上
空に吹き飛ばした。急降下して、セントーハットを切り裂いた。セントーハッ
トは吹っ飛んでいった。砂漠に起伏が起こり、僕達はそれらを避けて、武器を
構えた。起伏の砂柱を切り裂くと、セントーハットは尻餅をついていて、もう
降3しかけていたようだった。でもそれは.は嘘で、飛び上がって、羽から超
音波を出した。僕達は頭を押さえて地面に手を突いて倒れた。地面に隆起が起
こり、血を吐いた僕は、断層に飲み込まれそうになった。ペリンガが苦しみな
がらジョイントを発動し、空間からセントーハットの体を細かく皹入らせ、ズ
レさせた。ソフサラコマ砂漠の砂柱から真空刃を伸ばして尖らせ、セントーハ
ットに大打撃を与えた。僕もブレードで空中に真空刃を吹き飛ばせ、セントー
ハットを吹き飛ばした。それから砂を巻き上げて、セントーハットに襲い掛か
らせた。その砂と突っ込んで行った僕は、ブレードをセントーハットに突き刺
し、活動を停止しかけようとしたセントーハットの首を撥ねた。突然、後ろか
ら尖った尻尾のようなものが出てきて、僕を叩き飛ばした。毛の生えた尻尾は、
ペリンガがブレードで真っ2つに吹き飛ばした。血管だけで繋げた頭をぶら下
げたセントーハットは、ゆっくり宙に浮き上がって、巨大な断層を起こし出し、
僕達が隙を突かれたところに、砂の断層を両手で交差させた。僕達は右側に吹
き飛んで、断層の中で激しいダメージを受けた。断層が止むまでに僕達は地面
に倒れて、嘔吐して、断層はさらに僕を圧迫した。激しい重圧で、僕のブレー
ドに皹が入った。ジョイントでソフサラコマは自分の体を爆発させて、砂の断
層を吹き飛ばした。断層が消えると、ジョイントで僕達を吹き飛ばしたセント
ーハットに向って、僕達は突っ込んだ。切り裂いて切り裂いて、ボロボロに傷
つけて、セントーハットの頭と首に繋が血管を、ソフサラコマはブレードで切
り裂いた。力を失ったセントーハットの胴体を、僕が斜めに真っ2つに斬り落
とした。ペリンガが右の残った胴体を切り裂くと、セントーハットは活動を停
止して、大爆発した。











18 レーピオンドの町











作品名:ジェスカ ラ フィン 作家名:丸山雅史