小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

ジェスカ ラ フィン

INDEX|72ページ/114ページ|

次のページ前のページ
 

ハレスはそう言って、アイスコーヒーを飲んだ。

「『フェザ山脈』の針が動き出すのを、『サンガズの草原』を目指そうとして
いるミレンドファンテの牛達は、草原のケッティのハンサメとレオポンのチン
ギューガを、狙っているのだ。伝説の災害のタイムリミットが近いのだ」

どちらかと言うと伝説の災害を阻止したいツーチョムは、そちら側の意見派
に回っているようだった。

「とにかく伝説は阻止したいものだ。オートバイを持って、『ヘミダグリンの
町』へ行ったほうがいい。情報を、もっと知りたければ。…『ソンデワン』の
『文明国スワンダ』に3500年前に住んでいた王族1家は、盗賊団のリギー
に誘拐されたと言われておるがな。『ヘミダグリンの町』の牢で閉じ込められ
ていたダズバグルフ盗賊団のスントラは、町で今暴れまわっているという。ス


ントラを倒せば、無料でヘンザウロの景品無しで、高速船ヨファンセに乗って、
レーピオンドの町まで行けるかもしれん。お前達は強そうだ。どうだ、オート
バイに乗って、『ヘミダグリンの町』まで行って、スントラを倒してこんか?
そうすれば、ウチのオートバイ屋のスーチヤの名の評判も上がるし、君達にも
都合がいいだろう。お金。うん、1番いいバイクを買うことができるよ。…よ
いしょ。これでどうだ。これに乗って、『ヘミダグリンの町』まで行きなさい」

そうハレスは言って、バイクを店の外に出して、僕は携帯電話でヘッスンを
呼んでホメロスに自転車を返すように言って、バートンの免許証を加工せずに、
店を離れた。「ヘンザウロ証券取引所」の横の「ハモネンメ高速道路」のIC
に入って、高速道路に乗ると、2車線の道を難なく進んだ。看板には、「ヘリ
オント砂漠地方まであと1000km」とあった。

「1000km?」

僕はソフサラコマの方に振り返って驚いた。

「また、『流通国パシキゾーフ』へ行く高速道路みたいに、サービスエリアと
かがあるんだよ」

ソフサラコマは言った。盗賊団がバイクに乗って後ろからやって来る雰囲気
がした。バックミラーを見た。盗賊団のヘルメットを被っていて分からなかっ
たが、狐と白鼻心の盗賊団が、ライフルにブレードの刃をくっ付けて、13匹、
後ろから襲って来た。僕はソフサラコマに敵に振り向いておくように言った。
砂漠が、波立っていた。僕達は波の無い砂原を走って来ていた。僕は運転しな
がらブレードを伸ばした。片手運転をして、体を上へ軽く浮かせた。ソフサラ
コマは右手にブレードを出した。白鼻心がライフルを振り下ろして、ソフサラ
コマの上空へ上がった。敵は、ジョイントで、オートバイと光の帯で体を繋げ
ていた。ソフサラコマはジョイントで空中を駆けて、その光の帯を断ち切った。
白鼻心は凧のようにフラフラと後ろに吹き飛んで行った。僕はバイクをスリッ
プして、逆方向に向けて、ブレードで刃を飛ばした。盗賊団達は刃を避けた。
白鼻心達が駆けて来ると、僕達も追いつかれないように疾走した。1つ目のサ
ービスエリアを過ぎた。砂漠の砂が、(「ハモネンメ高速道路」の伸びるこの
一体は、特に砂の深さも砂の速さも速くて、歩行は不可能となっている)海の
波が、激しく揺れている。ただ水色か、黄色か、ということだけだ。この砂が、
飲めればいいのに、と思った。狐の盗賊団は、ジョイントで、僕達が乗ってい
るオートバイの路面の「ハモネンメ高速道路」のアスファルトを、ボコ!!
と膨張させた。僕は思わず揺らめきそうになった。フルエンジンを爆発させて、
空中の前方に飛び上がった。僕は、ジョイントで、アクセルを回したまま、固
定させた。飛び上がって、盗賊団13匹の合体ジョイントで、(39×4しか
し10匹以上《盗賊団幹部なら5匹以上》いるので力は10分の1、つまり僕


達の合計の力は18だった) オートバイと同じスピードで空中戦を行った。僕
はブレードで3匹と戦った。幻.が、「ハモネンメ高速道路」を押し上げてぶ
つかりそうになったが、僕はブレードで振り払った。ソフサラコマは、具現で、
「ハモネンメ高速道路」の障害物を大破させた。ソフサラコマのイメージが、
盗賊団の手下達に伝わり、現.に行動を起こす!! 狐の盗賊団はボロボロに
なって倒れた。僕はブレードで13の狐に10のダメージを与えた!! 溜め
て攻撃すると、余った7が、他の盗賊団に伝わった!! この繰り返しで、盗
賊団をボロボロにする。ブレードで盗賊団を切り裂く。ソフサラコマはジョイ
ントの弾を連発する。羽を付けた天使のように体が軽い。切り裂く切り裂
く!! オートバイを滅茶苦茶にする。「ハモネンメ高速道路」も後で直せる
から、滅茶苦茶にする。「ハモネンメ高速道路」の縦の破片が宙を舞う。大群
が押し寄せる。綺麗にさばく。ソフサラコマは格闘でボコボコにする。苛立っ
て来た後、左右の視界と前後の視界を同時にクロスさせて、盗賊団を黄色い海
に吹き飛ばす。オートバイの残骸が両端に溜まる。景色(末当は動いていない)
の速さを利用して掬って、武器を同じ速さで切ってジョイントや重力を同じ質
量で使っている。僕達は再びオートバイに乗り込んだ。僕が後ろ向きでブレー
ドを振ると、盗賊団のオートバイが、吹き上がり、爆発した。僕達は難なく先
に向った。



サービスエリアに止まって、1泊した。翌日も、500km程、「ハモネン
メ高速道路」を走った。海をホントに小さな蠍が泳いでいて、ピチョン、と小
さく跳ね上がった。またしばらく走って、サービスエリアで1泊した。もう1
日走って、宿泊して、ハモネンメ高速道路を降りた。それから「ヘリオント砂
漠」を上がった。「ヘルンズ川」が3時間ぐらい疾走した後に見えてきた。何
処かの峡谷から川は出ているようだ。「ヘルンズ川」を北上した。「ヘルンズ
川」で、多くの「へミダグリンの町」の猟師、遠く「金融経済国ヘンザウロ」
の猟師が魚を揚げていた。「金融経済国ヘンザウロ」へは、冷凍トラックに積
んで、近くのICを通って運んでいた。川面が太陽に照らされて、光り輝いて
いた。漁船の.がはためいて、美しく見えた。僕達は女の猟師に話かけると、

「『へミダグリンの町』が大変だ!! ダズバグルフ盗賊団の囚人であるスン
トラが牢獄を脱出して街で大暴れして、住民を人質にとっているんだ!!」

と言った。

「男は、街を守るために、町へ帰ったんだ!! しかし、みんなやられちまっ
てさ!!」




1日走って、民宿で宿泊した。翌日も、「ヘルンズ川」に沿って走って、午
前中に「へミダグリンの町」に入った。町は、大騒ぎになっていた。 町の中
心部で、白蟻の姿をしたスントラが建物を壊して暴れ回っていた。

「旅の者!! 『ナギャゾグビの長城』の扉は閉ざされてしまった!! 『ナ
ギャゾグビの長城』は、『パパロメの間欠泉』の展望台になっていて、『ソン
デワン』の宇宙を確認する為に設置してあるんだ!! 『ソンデワン』の宇宙
は、星座が張ってあって、迷路になっている。元の上瓶の状態に戻さなけれ
作品名:ジェスカ ラ フィン 作家名:丸山雅史