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ジェスカ ラ フィン

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た!! 血を流して手をつく!!

「テレビの視聴率は圧倒的多数で君達に軍配を下げる!! 苦痛を味わうがよ
い!!」

銀の針に体を吹き飛ばされた。観衆が歓声を上げる。時計の時間、秒針が進
むと僕達はスタジオの外に吹き飛ばされた!! 負けている。…爆ぜた!!
1つの大きな時計の6を過ぎると部屋は安定した。12を回ると僕達は戦える
ようになった。戦う時にいちいち時計を見て戦わないといけなかった。デボズ
ルジの体力は1212だと決まっているらしい。僕達はめちゃくちゃに設定さ
れた辺りに散らばる置時計を見て体力を測った。117で戦ってみる。勝てな
かった。1人1人見る時計が違った。

立方体の天井の4隅の30cm程の角が、正3角形が面の3角錐が牛乳パッ
クのように無くなっていてそこから部屋の砂が漏れていた。僕達は吹き飛んだ。
気がつくと無数に時計が並んでいた。勝てる時間が進む時計が無い。ジョイン
トでできた時計の図書館で僕達は戦いながら時計を探す。121ならあるが1212は無いようだ。長針が短針の下に填め込んでいる時計を探す。見つけて、
時間を待つ。僕は見計らって敵の腹を抉って倒す。デボズルジの腹から血の変
わりにコインが出てきた。テレビで映されている僕達は、生中継で戦闘を映さ
れている。編集.の外窓を割って、デボズルジにブレードで斬りつけた。彼は
ニヤリと笑い、時計の針をぐにゃぐにゃにした。僕は意識から順に景色がぐに
ゃぐにゃに爛れて溶けていった。倒れて、意識と景色が背の筋肉に浮かんでい


るような気がした。仲間も順に倒れていった。ブレードを突き刺して起きよう
とするけれども、ブレードが熱で折れ曲がって立ち上がることができない。

砂粒を立ち上げて、僕達を吹っ飛ばした。意識がどこにもない。視界ははっ
きりとしているがブレードとデボズルジのことが頭から離れられない。銅剣が
飛んで来て突き刺さった。動くことができず、カジノの巨大金庫のある部屋の
穴を開けて、金庫から金貨を吹き飛ばした。僕等の重力を傾けて、能力の無く
なった僕達の隙をついてジョイントを使った。時間がスローモーションに流れ
て、僕等は髭の伸びる時間を待った。僕達の体内の時間を通常の時間で流して
いた。2重の膜か構造に包まれて、僕達は体中に炎が上がった。ジョイントで
体へのダメージを軽減するが、徐々にシールドが削れていって、コインの山の
中に飛ばされていった。コインの中身をガソリンに変えて、デボズルジが近付
いて来ると、炎上させた。コインの山に溝を作って、3の形にすると、ウィズ
ウィングルは、ブレードを丸めて、ジョイントの弾を飛ばした。ウィズウィン
グルとペリンガはデボズルジを殴り続けるが、体力は増加し続ける。0・0に
なるまで叩き続けた。ソフサラコマは敵の空間を歪めて、ダメージを与えた。
砂と埃の舞う空間にして、5対1でデボズルジは戦っていた。体中からミサイ
ルを出して、僕達は吹き飛ばす。デボズルジには物質系の攻撃が効くことに気
付く。ブレードで体を切り裂く。ソフサラコマはヌンチャクでデボズルジを痛
めつける。ラロレーンはバルカン砲で打ち抜いた。ラロレーンは後ろ回し蹴り
を入れる。ウィズウィングルはジョイントで胸の筋肉を増強させ、腕をデボズ
ルジにぶつけて挟んだ。

時計に込められたジョイントを使って、部屋の中心に力を溜めて、クロスさ
せ、1気に引き離す。僕等は裂けて爆発する。しかしジョイントで治す。体力
が0:0から0:1に変わると、僕は勢い良く1回転して、ブレードで胴体を
真っ2つにした。デボズルジは倒れて、血を流した。そして死んだ。僕達は何
も言わなかった。胸の重工な他を拒絶する隔たりが消えていった。



デボズルジを倒した後、迷宮の「シュワイニホロコースト処刑場」、「エン
パーン造幣局」、「クミクミナ造幣局」を通過し、会場に戻ると、マスラトッ
チーは会場のアナウンスで、

「尻の糸で釣られて、盗賊団のホメネカに誘拐された」

と報じられた。会場は1瞬にして騒然となった。



「エンパーン・カジノ」のスロットマシンから北の「チャンチャランダの島」
へと行くことにした。ソフサラココマの予想を裏切って、スロットには「チャ
ンチャランダの島」への扉が存在した。色街の「ソッチョルゾ城」の天守閣へ


着くまでに、盗賊団の下っ端達を蹴散らしていった。1番上に、ピーチュアル
は待ち構えていた。

「あなた達よく来たね。マラダラの巻物はリギーが持っていってしまったよ」

ピーチュアルは言った。

「私を倒したらこの世界が数千年進む。タイリューは死に、『浮遊王国ルダル
ス』は子供が子孫を繁栄させて巨大な『スワンダ文明国』を作っているだろう。
…私を倒した後にはタイリューは死ぬんだがね。何をやっても、今まで出会っ
てきた人々にはもう会えない。さぁか嘗て来な!! …そして、殺しな」

僕はジョイントで彼女を吹き飛ばして、襖や畳を吹き飛ばして切り裂いた。
扇を持って攻撃の構えをしたピーチュアルはウィズウィングルのジョイントで
吹き飛ばされた。ソフサラコマが手の平を片方開くと、ピーチュアルは真っ2
つに横に割れた。黒い血を吐き出し、死んだ。

ピーチュアルは砂になって畳の隙間に消えていった。僕達は7匹目の盗賊団
を倒した。



ピーチュアルを倒し、「エンパーン・カジノ」に戻ると、スロットの扉の画
面には、「2500年後」と表示してあった。

「この世界は2500年進歩したようですね」

ペリンガは言った。

僕達は人々を見て、洋服やファッションが変わっているのを見た。僕達が通
ってきたスロットマシンだけが古かった。スロットマシンやポーカーボードの
間を通り、ロボットの競馬馬が中心のホールで走っていた。柵が大きいので10階に上がってレースを観戦していた。ドリンクを飲み、僕達は木製のベンチ
に座っていた。.来人が通り過ぎ、足音が近.来的に聞こえた。フロアーがダ
イアモンドの血筋を引いた材質のようなものでできていた。

「これからどこに行きます?」

ウィズウィングルは言った。

「『スワンダ文明国』があるのは知っていますが、キササパルス大祭はどうな
ったのでしょう?」

「結局『ダギラメの谷』のエニヨンタに会えなかったね。子孫はいるのかな
ぁ?」

ソフサラコマは足をバタバタさせて言った。

「僕のピアノも、もう朽ち果てて無いでしょう…」

ラロレーンは.し落ち込んで下を向いた。

「兄さん、あれは僕のピアノだよ!!」


兄弟同士で突付き合いが始まったベンチの左。材料の全て変わった建物が記
念館の町に立ち並んでいた。

街の中を歩き、喧騒を離れていった。港の方へ歩くと、グランドピアノが突
然、流れてきて、ぷかぷかと浮かんで近づいてきた。

「おい!! あれはラロレーンのピアノじゃないか!! どうとしてこんなと
ころに流れ着いたんだよ!!」

「此処は2500年後の世界ですよ!! どうしてこんな所に」
作品名:ジェスカ ラ フィン 作家名:丸山雅史