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ジェスカ ラ フィン

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いたトランクを叩き潰した。おそらくノザロッチのジョイントにか嘗てしまっ
た僕は、引きずられながら、貼り付けられ、手下の2人は、駆けてきてサーベ
ルをカン! と鳴らして、トンネルの天井を角のない階段状に曲げた。ジョイ
ントで天井にエメラルドグリーンの油を引いて、火炎を広げて巻き上げた。子
分達は顔を両手で覆って、火の海に閉じ込められた。火の海がノザロッチのジ
ョイントで彼方まで進んでいった。一体どのくらいの長さなんだろうと、思っ
た。煤だらけになった猫の盗賊団は、ソフサラコマに攻撃をしようとしていた。
ルトワーゼはふん!! と唸って下のアスファルトに罅を入れて、天井に避雷
針のような亀裂を入れてコンクリートの破片を飛ばしてきた。そして亀裂の上
を体が通ると、体中に電撃が走った。ノザロッチの橋に落ちると、盗賊団の子
分がサーベルを突き刺して襲って来た。

「ソフサラコマ!!」

僕は声を上げて片腕で起き上がって右腕にサーベルを出して、盗賊団の1匹
を倒した。手下の死体は下に落ちて走ってきた乗用車に引かれて潰れてしまっ
た。ソフサラコマはジョイントで体から液体を飛ばし運転をオートにして、シ


ートから飛び上がってバック転をしてルトワーゼに蹴りを入れた。僕とソフサ
ラコマが傍に寄ってノザロッチと盗賊団の手下が飛び上がって交差して攻撃を
しかけて来るところで、グッ! と両手を握り締め、パラ…と上に煙を上げる
と、手下の目玉が、片方が上に上がり、もう片方が下に下がって、目を瞑って
イメージで体の骨を粉々に砕いてソフサラコマがブレードを伸ばして勢いよく
切り刻んで道路に捨てた。ルトワーゼはソフサラコマのジョイントで鋼鉄の鎧
がべっこりと凹んで吹っ飛んだ。電撃がノザロッチの橋の上に流れた。僕達は
飛び上がってジョイントで高速道路のトンネルを縮めて交差させた。何百台も
の車が真下で通り過ぎ、車は無傷のまま、ノザロッチとルトワーゼはずたボロ
になってソフサラコマの追加したジョイントで前方に吹き飛んだ。1瞬にして
後方に過ぎ去った。自分達のジョイントによって背中を捕まれ、僕達はツーシ
ーターの中に戻った。



半日走り続けた。すると、水辺線上の向こうに、巨大な太い塔が他の方向へ
道路を延ばして聳えていた。遥か向こうには大きな大陸のような雲が浮かんで
いた。アクセルを踏んで飛ばすと前方に外港も港湾もある流通国「パシキゾー
フ」がゆっくりと近づいて見えてきた。塔の全体の高さの3分の2から上は、
透明な装飾になっていた。後ろを振り返ると、電光掲示板に、100km先ト
ンネル、通行禁止と書いてあった。入り口の下にある巨大な鉄骨の外を、海か
ら汲み上げた水を滝のように流していた。インターの金属探知機の.の上には、
歩行通路があった。形の歪な塔であった。1km先からベルトコンベアに乗ら
なければならなかった。

1つ目のインターを通る時、カードを入れると洗浄された。渋滞の列に並ぶ
と、車は3車線ある道路いっぱい1km先まで並んでいて、2つあるICを通
って巨大なポールに吸い込まれていった。海の下には建物があった。2つ目の
ICの上の.は、歩行通路とタワーに密着した6つのタワーへの高層ビルへと
繋がっていた。

ゆっくりタワーの中へと入ると、エレベーターの台の上に下りて海側へ回転
して100Fまで上がると、景色が見渡せるようになって、150Fで到着し
た。どうやら上は満杯のようだ。進んで機械の前を通ると、エレベーターは自
動的に下がっていった。

「ここは立体駐車場です。60Fのレンタカー屋に行って車に変えることもで
きます。しかし、50Fからは車を降りてもらいます。ショッピングセンター
街が地上10Fまでこざいます。歩行者用のエレベーターが全部で140台ご
ざいます。地上には回転式のロータリーの中に降りて目的地を選びます。地下


1Fには『ホテル・ウルトラマリン』がございます。此処は、世界中の人々が
集まる、世界で2番目の国です」

とコンピューター・アナウンサーは言った。

「面白そうだね」

ソフサラコマは言った。

「あぁ。でもすぐ機械国『ルチャーナ』に行かなくちゃいけない。末当のジャ
ングル探検隊から話を聞いて、伝説機兵セネアトレクをリギーの手から守らな
ければならない。みんなの、仇をとるんだ」

僕は真面目な顔をして言った。



ウルトラマリンで1泊し、アベニューが中心に通った、ペーブメントのショ
ッピング街のよう洋服屋で、山吹色のパーカーと、深緑のトレーニングズボン
と黒のバスケシューズを買った。これも今までの食事代もバートン名義で買っ
たものだった。ロータリーに下りて機械国「ルチャーナ」の高速道路に接続す
る高速道路の真ん中の道路を選んだ。高速を進むと、やはりたまに車と交わる
だけだった。

「機械国『ルチャーナ』には、ギュリュフの機兵工場があるって言うんだ。ど
うやら、セネアトレクの体の部品を探しているらしい」

「僕を閉じ込めている時にはそんな話一度もしなかったけどなぁ。ギュリュフ
は肉食で、毎日肉を食べていると部下は言っていたけど。君が来る前に、僕は
彼に預けられたんだ」

「ジャングルを歩いている時に、バートンから聞いたんだけど、大巨人モドア
モゼは機兵セネアトレクのモデルになったらしい…。結局、君がどうして『浮
遊王国ルダルス』から森に突き落とされたのかは盗賊団を倒すまで分からない
ということだね。取り敢えず、『機械国ルチャーナ』へ行こう。『ルチャーナ』
の火山の地下の工場には、ゼギオノがセネアトレクのパーツを守っている。…
ほら、さっそく、倒しきれていないノザロッチとルトワーゼが追いかけて来た。
今度は、両方から攻めてくる気だ。ソフサラコマ.悟しろよ!!」

「うん!!」



「高速道路では力が逆転してる…」

ギアを入れて、ツーシーターを自動運転にすると、僕達はシートの上に乗っ
て曇りになった空の下を走った。「機械国ルチャーナ」は北東にあり、「ビチ
ュアンゼ」国より下にあり、高速道路が交わるはずだった。狐の皮を剥いだ巨
漢のゾンビのルトワーゼと百足を体中に巻きつけて鎧とマントにしてフードを
被ったノザロッチがいた。彼らは手を広げて後ろに引いて、背景に紫の流れる


闇を走らせた。下牙剥き出しのルトワーゼは、大きな雄叫びを上げて、車の車
体を固定した。

車のタイヤは浮いていて、走ってなさそうに見えたが.際は走っていた。ル
トワーゼは両爪を逆立てて走ってきた。僕とソフサラコマはぶん殴られて遥か
後方のルトワーゼとノザロッチのいる場所よりも遠いところに吹き飛ばされた。
音が止まって、固定されて、瞬きが数回起きて、青空が広がると、直線を飛ん
だ。もの凄いスピードで敵を抜けると、途中でブレーキをかけて逆方向に向い
て、勢いよく加速すると、ルトワーゼとノザロッチをタックルし掛けてた。敵
が吹き飛んで体に繋げたエメラルドグリーンの糸が、飛び舞って、上空に飛び
ながら半回転して構えて、ジョイントでルトワーゼを海の中で氷漬けにした。
作品名:ジェスカ ラ フィン 作家名:丸山雅史