ジェスカ ラ フィン
ジャックを飲み込んだ。飛び上がって襲い掛かり、ブレードを湖から伸ばして、
途中でシュプレマティズムのコンポジションのように千切って、高速で腕を振
るって、ブレードでジャックの胸を切り裂いた。コンポジションの軌跡がジャ
ックの胸元を貫通して後ろに届いていた。バートンが、上空から急降下して来
た。ジャックにくっ付き、1瞬にして僕の頭を越えて、彼方の「ソロンペパー
ル地底世界」の端まで飛んで行った。僕達は横向きになり、空中に体を伸ばし
て、端まで高速移動した。端に足をついて、跳ね返って吹き飛んで行ったジャ
ックを捕まえて、ブレードで胸を貫こうとした。カッ、と目を見開いたジャッ
クは、白い手袋の指先を固く構えて、僕の顔を切り裂いた。低い場所から地上
に落下した僕は、塵の山を貫いて、固い鉱物でできている岩盤の地面に体を叩
きつけて、倒れた。バートンはジャックの首に両腕を巻いて、もう一度ジャッ
クを吹き飛ばした。地面に削られるように吹っ飛ぶジャック。途中で、足でブ
レーキをかけて、ステッキを取り出して、真空刃を僕達に飛ばすジャック。真
空刃を蹴って、上空から落下して、回転斬りでバートンはジャックのスーツを
破いた。ジャックのシルクハットを潰す僕。2対1で、ステッキと3末のブレ
ードを交じらせ、音を「ソロンペパール地底世界」で響かせて、戦った。ステ
ッキに傷を付けていくと、ジャックに精神的ダメージを与えるのだ。ブレード
で斬って斬って斬りまくって、どんどんどんどん「インニニスの街」の方角へ
後退させた。「インニニスの街」が見えてくると、睡眠時間の塵をブレードの
風圧で巻き上げて、ジャックへ接近戦でもろに真空刃を与えた。吹っ飛んで血
を流すジャック。バートンはブレードでジャックの胸を切り裂いて、吹っ飛ば
した。足を切断し、腕を落とした。回転斬りでジャックにダメージを与え、高
く飛び上がって、ジャンプ斬りをした。バートンは後ろから斬りつけて、ジャ
ックはステッキを持って回転した。僕達はステッキで大ダメージを食らった。
ステッキへ斬りつけ、ステッキを落とそうとした。ステッキを叩き、なんとか
ジャックの胸元を貫こうとした。僕達の格闘は続いた。空中でだ。ジャックは
火炎を吐いた。僕達はエメラルドグリーンのシールドで炎を防いだ。ジャック
の隙を突いて頚動脈を切り裂いた。血を噴出すジャック。追い詰められて、ジ
ャックは僕にブレードで服を切り裂かれた。ジャックはステッキを真ん中から
伸ばして、光を出し、星のある空に向ってステッキを伸ばし、ドラゴンを召還
した。そしてドラゴンの背に乗り、ステッキでドラゴンの尻尾を叩いて、ステ
ッキをソードにした。ドラゴンは火炎を吐き、睡眠時間の塵を燃やした。ジョ
イントで光の手綱を握り締め引いて、火炎を撒き散らした。僕達のエメラルド
グリーンのシールドは、吹き飛ばされた。そしてジョイントの炎で、火達磨に
なって、燃え尽きた。ドラゴンの皮膚はどす黒く、重厚だった。皮膚の所々に
皮膚の突起のような黒い棘が伸びていた。ブレードで皮膚を切り裂いても煙が
出るだけだった。巨大な口が僕の目の上にあり、光の反射で光る水晶のような
目は、ギロリと僕を見下ろした。もの凄い火炎を吐いた。僕はまんまと火炎に
飲み込まれ、火炎の飛ぶ先まで火達磨になりながら吹っ飛んだ。バートンも同
じように吹っ飛んで行った。シールドを新たに出し、突っ込んで、2末足のド
ラゴンの上にいるジャックを斬ろうとした。だが、ドラゴンはジャンプをして、
太い腕でシールドに重大な傷をつけた。ドラゴンの太い角を真っ2つにし、バ
ートンはドラゴンの舌を切り裂いた。ドラゴンの足を真空刃と高速斬りで真っ
2つにし、バートンはドラゴンの右腕を落とした。火炎と凍りつく息を撒き散
らすドラゴンの皮膚を切り裂き、血を噴出させた。そして、勢いでジャックの
胸を切り裂き、ドラゴンの歯を真っ2つにした。
23 デンダララン
ドラゴンは失神して倒れ、2度と飛べないようにバートンはドラゴンの羽を
落とした。ドラゴンをヘドロにして、ジャックは宙に飛んだ。両腕に剣を持っ
て、僕達と格闘した。数時間あまり戦い続けた。ジャックはドラゴンをもう一
体召還させて、ドラゴンの背に立って、翼で攻撃を仕掛けてきた。ドラゴンを
殺し、続いてジャックは恐竜を呼び出した。首の長い巨大な恐竜は、真っ2つ
になった「ジャンガズガンズの癌の森」を頭で持って吹き飛ばした。僕達は森
の土砂に飲み込まれた。
「うわぁぁぁぁぁ!!!!」
僕は飛び上がって、バートンと首の長い恐竜の目にブレードで傷をつけた。
すると、恐竜は首を僕達に巻きつけて、体を締め付けた。僕達はブレードから
力を抜き、叫び声を上げた。そして、骨を折られた。ジョイントで治して、ブ
レードを拡散させて、首に切れ目を入れた。そして、ブレードを振り上げて、
恐竜の首の輪から逃げた。飛び上がって、バートンは恐竜の首を落とした。長
い首は、ドスン!! と、睡眠時間の塵の絨毯に落とした。僕は高速で走って、
恐竜の胴体を、体を8つ裂きにした。恐竜は変色し始めた。恐竜は死んで、ジ
ャックは飛び出した。バートンがジャックに迫っていって、ブレードで8つ裂
きにした。ジャックは血を吐いて、地上に落下した。僕は、ジャックに止めを
刺した。ジャックは、燃え尽きた。
「これでジャックを2度倒しましたね。さぁ、一度『ジャンガズガンズの癌の
森』のエビスマス長老と猿のトッピラーに挨拶をして、『インニニスの街』の
『レンパタ神殿』の『チョイフウモンの扉』を潜りましょう」
バートンはそう言って、僕達は「ジャンガズガンズの癌の森」に行ってエビ
スマス長老と村人と猿のトッピラーに挨拶をして、「インニニスの街」に戻っ
た。
「『デンダララン』は、『地底世界ソロンペパール』よりは大きくありません
が、『ソンデワン』と『ヘーミッド』の瓶を繋ぐ重要な場所です。『デンダラ
ラン』の中心部にはヘッゼ・ジターニが、『リッドホール』で運営をまかなっ
ています。『デンダララン』の『スペランザ維管束道』を1人で動かしている
のです」
バートンはそう言って、僕達は「レンパタ神殿」に歩を進めた。
「『ソンデワン』の、『ハダビダー海水道』と、『ヘーミッド』の『ゾッドメ
ラー砂道』です。『ヘーミッド』の『ゾッドメラー砂道』は、『ソンデワン』
の、『ハダビダー海水道』の外側を走っています。『ソンデワン』の上瓶の宇
宙には、『ジュラーネの崖』から落ちた海水を受け入れる、『クリムトソンピ
ネーゼの受け皿』があります。『クリムトソンピネーゼの受け皿』から、切れ
目の入った、『ハダビダー海水道』に入るのです。ハダビダー海水道とゾッド
メラー砂道の機能を留めずに機能させないと、上瓶と下瓶は撓れて枯れて死ん
でしまうのです。恐らく、海水と砂を混ぜて、『パチャラグルの流転』をする
のでしょう。『回り続けるソグズギョーギュの破片』は、『ソンデワン』の上
作品名:ジェスカ ラ フィン 作家名:丸山雅史