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MARUYA-MAGIC

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時、生命体の気持ち悪さを感じ、思わず嘔吐し、ぬかるんだ空間で発狂した。
しかしその発作は頓服をすぐに飲んだので治まった。そして非常に喉が乾いた。
僕は鞄からミネラルウォーターを取り出し、一気に半分程飲むと、無意識に君
の股の奥を覗き込んだ。?そこには宇宙よりも完全な漆黒の暗闇が?存在して
いた。この「朽ち果てた森」に、完璧な心の暗闇が存在していた。











MARUYA‐MAGIC



夜の空中にあるアパートの一.、眼下には極寒の雲の化け物が浮かんでいる。
僕はすぐに目を逸らし、硝子張りの天五から見える宇宙を見ていた。満天の宇


宙、無数の星座達の奥の有数の星々、国語の教科書を開き、村上春樹の「鏡」
と、芥川龍之介の「羅生門」を再読する、僕もいつか彼らと同じようになれる
だろうか。

僕の宇宙は浮かんでいる。それは神の肺胞のように。神の肺のように。はた
また葡萄のように。葡萄園には僕の悲しみが二人、共存している。セックスを
している。女は生理の時以外、いや関係なく、男に性交を求め、男は、潔癖症
ではないが、女が月のものの時以外、やはり交尾を迫る。そう、僕が君に求め
ている同じ気持ちを、彼は/彼女は、求めている。

葡萄園の外には、一軒のアパートが、月の見える丘に立っていて、やはり僕
は其処で暮らしている。僕の大好きな宇宙の房を食べながら。

僕達は神様に感謝しなければならない。とりわけ、西洋の神様達に。これも
東洋に生まれた? 僕の西洋に対する.等感からか、世界は無限に存在する等
という馬鹿げた己の概念を壊した。

僕のななめ神様の肺胞が世界の宇宙の一つであって、僕のななめ神様の心臓
が止まる時、この世界は破滅する。終未観、どうでもいいことなのだけれど、
良心に従って一.言っておく。誰が戦争などという下.な争い事をやれと命令
したのか? そいつ等は僕等より賢いのだろうか? 僕達が世界を?あの時と
同じように再び?席巻し直す。核を持ったサル達めが、MARUYA‐MAGICを受けてみよ!! お前達は間違った教育を受け、間違った環境で育った。
全ての根源はそこにある。溜息、お前達のような者は、僕の第一詩集、「時間
が蕩けるアインシュタイン」を読み、第二詩集、「MARUYA‐MAGIC」
を読み、一から?洗脳?し直さなければならない。そうすれば、全ての神様に
免じて許してやろう。僕は、アクマでも、神様の信託者、だ。それでも直らな
い場.は、お前達の思考をバラさなければならない。

僕は君といない時はいつも、独りきりだ。そして古(.来)の記憶を掘り起
こし、詩作や創作をしている。それだけが、愛する君といない時の唯一の娯楽
である。僕の頭は常時決められた時間内に執筆する創作のことしか考えていな
い。それが生業となるなんて、僕はイチロー選手末人ぐらい幸せ者だ。しかし
彼は何時までも野球人生を送ることができず、─もしかしたら次の目標がある
のかもしれないが─、僕はもしかしたらイチロー選手以上に幸せなのかもしれ
ない。

過去と.来は行き来するが、葡萄の.は成長に関して後戻りすることができ
ない。僕はノートパソコンのキーボードの熱の暖かみを噛み締め、この文章が
いつか現.世に出ることを夢見、僕は、凡人でいたい、凡人でいたい、と強く
願う。僕は、そして何時までも向上心を持ち僕は布団に倒れ込み、逆さまの大
勢で眠る。僕は一人、衛星のように浮かぶアパートの一.で、世界について考


察する。何が正しくて何が正しくないか。何が、で何が、か、残された寿命/
命、で何時までも何時までも、矛盾しているかもしれないが、君を愛していた
い。パソコンの液晶画面だけを見つめて終わる人生ではなく、ただ君の顔を見
つめていられるような小さな小さなアパートで君と愛を育みたい。夢、ナノカ?
…。











イノセント・トランスパーレンシー 2009.5.25



純粋で透明な心に光が降り注ぎ、僕達は、神殿の天国が見上げられる天五が
見える間に横たわっている。此処は紀元前のギリシャかローマか、僕達は幾多
の生き物達をソウゾウし、シャボン玉のように上空に向かって、命を肉体に捧
げる、閉塞的な瞳、僕の君は、ゆっくりと溶け消えるように、僕の肉体となる。

僕は教.で退屈な授業を受けている。以外誰もいない教.で、只一人、詩作
をしている。僕は?、僕は? 僕は? 吐き出す諸々の感情、詩作に疲れれば、
一人、眩い光を放り込む。閉塞的な真っ白な外界をじっと眺め続ける。授業終
了のチャイムが鳴ると、校舎を爆破する。イラク戦争のことだ。

今朝、北朝鮮が二度目の核.験を行った。僕は北朝鮮に潜り込み、命懸けで
核開発計画を考案した朝鮮人達を更生させようとした。彼らは純粋で透明な心
を持っていた。悪いのは全て、過去の忌まわしい記憶に憎しみを抱いている人
間達であった。彼らは僕がどんなに説得しても考えを改めなかった。彼らは何
れ、近いうちに、心の暗闇に灯る蝋燭を真っ二つに折られるであろう。正義の
使者達の?手?によって。

常備薬としてヘロインを持ち歩いている若者達。東京、××区、ヘロインヘ
ロインヘロインヘロイン……、某整髪剤の匂いのするヘロインの真夏、暴力団、
マフィア、秘密結社、王国、頭の中がばらされる、ばらされる。き…み……、
あぁ、僕はまた妄想の禁断症状に苛まれなければならないのか。閉塞的なセカ
イ、詩作の光だけでこの夜道を、たった一人で歩く、僕は今まであらゆること
に対してどうやら我慢し過ぎたようだ。他の詩人のスローペースにはついてい
けない。あぁ、僕は今まであらゆることに対してどうやら我慢し過ぎたようだ
…。


僕は一人で生きていける、疲れた心を癒す為に他人を視界から存在感を消し
て、あぁ、僕は高校三年生の頃、あの七月上.の.の中、ロータリーの前の君
を何故愛さなかったのだろう? この作文はまさに自分の心の模様のようだ。

?永遠?、進学塾に向かう曇り空の隙間から、白い永遠が見えた。彼は、偶然
に僕と目を.わせたのではなく、意図的に、僕の頭上に姿を現したのだ。中年
教師と女子高生の援助交際カップルが僕の心の横を過ぎる。何もかもに絶望し
なければならない人生と世界、心が純粋さと透明度を増してきた。

君を殺したくない、焦燥が僕を急かせ、いつも大切な君を半殺しにしてしま
う。けど、今日はもう大丈夫だ。誰も僕達の存在を脅かすものは居ない。前世、
来世、天国、地獄、の概念を病み上がりの心から切り離す。僕は今見える他人
達と同じようにはなりたくない。胸を締め付けられるような苦しみ。僕は涅槃
の見える神殿の床に倒れ込み、頭の中に思い描いた.際の世界と何ら変わりの
ない世界の.来が、どう変化していくか考えるのが堪らなく大好きだ。あぁ、
成長の止まらない葡萄の時間は疾走し、逆行し、喉の渇いた僕は、そっと、そ
の一粒を.ぎ取り、喉を潤す、それがこの宇宙の終わりだ。

疲労困憊の肉体、満身創痍の心。ココロノナカノメモリーヲケサセテイタダ