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秋月あきら(秋月瑛)
秋月あきら(秋月瑛)
novelistID. 2039
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トゥプラス

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「しょーがねぇなあ」
 輝はしぶしぶ脱衣所に向かったが、これでもし輝が洗濯機を使えたら、未空は輝未満ということになる。
 だるそうな感じで脱衣所に入っていった輝は思わず目を剥いて口を開けてしまった。
「ああっ!?」
 輝の視線の先には素っ裸の未空が洗濯機の前で悪戦苦闘していた。
「輝クン寒いから閉めてくれる?」
「は、はい!」
 バタン! とドアを閉めた後に輝は重大なミスをしたことに気がついた。何でドアを閉めた時に外に出なかったのか……。
 ドアにノブに手をかけたまま固まってしまっている輝の後ろでは、素っ裸の未空が洗濯機と格闘中だ。そう思うと輝はものすごい汗が出てきた。
「あ、あの、なんで裸なの?」
「えっ? 何か変?」
「変って、変でしょ、普通服着るし、オレに裸見られたら『きゃ〜!』とか言うでしょ」
「ふ〜ん、そうなんだ。あたしは別に恥ずかしくないから」
「そういう問題じゃなくって」
 本当にそういう問題ではない。しかし、未空は別に裸を人に見られても恥ずかしいとも思わないみたいだ。少し感覚がズレているかもしれない。
「輝クンはあたしの裸を見ると恥ずかしいの?」
「そ、そうじゃなくて」
「……えっち」
 このひとことで輝は会心の一撃を受けたような気がした。
「とにかく、早く服着て!」
「ふう……」
 なんだよ今のため息は、と思いながらも輝はちょっと待った。
「いいよ、こっち向いても」
 着替えは終わっていたのだが、そこに立っている未空は全然違うキャラだった。綾乃の服を着ているために別のキャラになってしまっているのだ。
 白系のちょーミニのスカートとオレンジ系の派手なTシャツの組み合わせ。こんな未空は他では絶対見れない。と思いながら輝はまじまじと見てしまっていて、あることに気づいてしまった。
「……デカイ、じゃなくってノーブラッスか!?」
「うん、だって洗濯機の中入れちゃったから」
 輝は急いで洗濯機の中を覗き込むが、ご丁寧にもブラジャーとパンツが上の方にあり、洗剤がすでにぶっかけられていた。
「……もしかして、ノーパンですか? っていうかそうですよね!?」
「うん、ついうっかり入れちゃった」
 このミニスカでノーパンはマズイだろと輝は本気で思った。てゆーかこいつ電波じゃなくて天然だろ、とも輝は思った。
「ちょっと、待ってて、いや、その前に……」