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秋月あきら(秋月瑛)
秋月あきら(秋月瑛)
novelistID. 2039
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トゥプラス

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 朝になり、大きなあくびをしながら部屋から出てきた輝は、ちょうど部屋から出てきた悠樹と椛と鉢合わせした。
 あくびを途中で止めて輝は叫んだ。
「二人で寝てたのか!? エッチだ、不潔だ、人として間違っているぞ!」
 滅茶苦茶な言われようだった。
「そういう考えを抱く方が不純だ」
 確かに輝はいろんな想像を瞬時にしていた。
「不純のどこが悪いんだ。純粋な人間なんてこの世界には存在しない。神が人間を創った時、天使の時に使った炎じゃなくて泥で人間を創ったんだ。そして、知識の林檎を食べた人間はエデンの園を追放されて……」
「何が言いたいんだ?」
 悠樹の言うとおり輝の話は先が見えてこない。つまり、輝の言いたかったセリフはこれだ。
「悠樹だって人間である以上は汚れているんだ」
 ふ〜ん、という表情をした悠樹の会心の一撃が炸裂。
「……朝食自分で作るか?」
 輝は痛恨の一撃を受けた。
「いや、朝食の準備お願いします」
 内心、料理のできない自分に料理のことを出すなんて卑怯だと思いながらも、輝は負けを認めた。
 悠樹は自分の後ろにいた椛を輝に預けるとキッチンに向かっていった。
 残された輝は椛の手を取りダイニングに向かった。
 ダイニングは輝が家の中で最も一番長くいる場所だ。
 テーブルを囲んで大きいソファーが二つあり、そのソファーで横になりごろごろしながらテレビを見るのが輝の日課だ。
 今日は椛を横に座らせて輝はテレビのリモコンで電源を入れた。
 今の時間帯は子供向けのアニメもやっていて、とりあえず輝はそのチャンネルを回した。
 椛はアニメを食い入るように見ている。
 アニメの内容はメイド服を着た主人公たちが変身して、ねこ耳やらなんやらに変身して悪と戦うという内容だ。輝には理解しがたい内容だったが、思ったことがある。
「子供向け番組じゃない。深い深夜に大人が見る番組だ」
 この番組で主人公が身に付けている変身時の服は当然の如く売り出されているが、なぜかそのサイズには子供用の他に大人用のサイズまで売り出されている。
 アニメを見ていると、悠樹が朝食をトレイに乗せて運んで来た。