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秋月あきら(秋月瑛)
秋月あきら(秋月瑛)
novelistID. 2039
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トゥプラス

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 火事で焼けたことによって、そう言えばそんな木もあったと近隣住民に思い出されたのは、実に哀しいことだった。
 黒く焼け焦げてもなおそこに立ち続ける大木。近々切り倒されることが決まったが、誰も反対する者はいない。
 未空は焼けてしまった大木にそっと触れた。
「……復讐」
 焼け焦げてしまった大木に触れながら、未空はゆっくりと空を見上げた。
「空は昔と変わらないのに、地上の移り変わりは早いのね」
 空には星が綺麗に浮かんでいた。