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秋月あきら(秋月瑛)
秋月あきら(秋月瑛)
novelistID. 2039
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まおー転生

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 ピカピカっと目玉が光り――眼からビーム!
 ダイマオーがエビ反った!
 〈黒い眼〉の放ったビームはダイマオーの腹を掠めていった。メタボリックだったらモロ喰らっていたところだ。
 コックピットの中は大混乱だった。
 夏希が叫ぶ。
「え、どこ、なにをどうすればいいの!?」
 変態仮面は悠長に取扱説明書を読んでいる。
「えーと、『お箸を持つ方が右レバーで、茶碗を持つ方が左レバーです』そこから説明!?」
 説明書を全部読むには時間が掛かりそうだ。
 ハルキはいうと面白そうなボタンはないかと探していた。
「必殺技とか隠し武器とかないのかよ!」
 そこへ舞桜学園にあるヒミツ基地から通信が入った。
 コックピット前のモニターにデカデカと胸が映し出された。
 おっぱいがユサユサしながらしゃべりだす。
《必殺技はハルキの担当よぉん。1番から10番までスイッチがあるでしょう?》
「おっしゃ、これを押せばいいんだな?」
《とりあえず1番とかプッシュしちゃいなさぁ〜い!》
「よし、喰らえミラクルストロング!」
 勝手な必殺技名を叫んでポチっとな。
 ダイマオーの乳首からレーザーが発射され、〈黒い眼〉の一部がバーベキューになった。
 ちょっとセンスがアレな必殺技にコックピット内はドン引き。
 気を取り直して叫ぶハルキ。
「もっとマシなのないのかよ!」
《じゃあ2番をプッシュよ!》
「よし、喰らえスーパーミサイル!」
 ミサイルという決めつけ。
 ダイマオーの乳首から機関銃が発射された。
 ダダダダーン!
 〈黒い眼〉はちょっとチクチクした。
 二度目となるとコックピット内の心象風景が真っ白になった。
 再び気を取り直したハルキ。
「オレ様向きな熱いヤツないのかよ!」
《むさ苦しい感じのは……6番よ。ロケットパンチが仕様できるわ》
「よし、メガロケットパーンチ!」
 ダイマオーの腕からロケットパンチが飛んだ。
 が、その軌道は〈黒い眼〉とは見当外れの星空に消えた。
《あ、ちなみにパンチは戻ってこない仕様だから》
 先に言えよ!
 まだぜんぜん戦ってないのに、すでに片手消失。
 再び〈黒い眼〉のターン。〈黒い眼〉は力をためている。
 夏希はもうやけっぱちで操縦桿を握った。
「なんでもいいから動いて!」
 ダイマオーが突然動き出した。
 そして、頭突きアターック!