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秋月あきら(秋月瑛)
秋月あきら(秋月瑛)
novelistID. 2039
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まおー転生

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 とりあえずこれでお約束の召喚失敗騒動も解決したわけだ。
 と思ったのもつかの間、なんとチワワが起き上がり、仲間になりたそうにこちらを見ている!
 くぅ〜ん。
 潤んだ瞳のチワワに見つめられ、ぽわ〜んとした空気でその場が和やかになった刹那!
 一変して凶暴な形相になったチワワがベルに牙を剥いた。
「アタクシに牙向けてるんじゃないわよ」
 スカートから伸びるベルの長い脚がチワワのアゴを蹴り上げた。
 一発KO!
 きっと、チワワの顔は敵を欺く擬態だったのだろう。敵が油断したところで、本性を現して真の力を発揮する予定が、あっけなくベルの蹴りで泡を吹いて気絶してしまった。哀れだ。
 舞桜が『うむ』と声を漏らした。
「首輪が必要なようだな」
 まだ飼う気なのか……。
 もうなんだか夏希はどっと疲れてしまった。
「(みんなのノリについてけない)」
 仕方ない。周りがみんな変態変人なんだもの。
 何かを思い出したようにベルがポンと手を叩いた。
「あぁん、そうだったわぁん。これからアタクシのインポータントな話があるから、臨時生徒会会議やるわよ。生徒会室にハリーアップなさぁい!」
 勝手に話を進めるベルに夏希は素朴な疑問が湧いた。
「どうして鈴鳴先生が生徒会の仕事に関わってくるんですか?」
「だってアタクシ生徒会の顧問ですもの!」
「えっ?(顧問なんていたんだ)」
 知らなかったよ〜ん!
 生徒会が発足してから、そんな話一度も出ていなかったのだ。というか、顧問とかいなくても舞桜がどんどん話を進めていた。
 そんなわけで、ホントかウソか、次回話は急展開を迎えるのだった!(というテキトーな前振り)