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秋月あきら(秋月瑛)
秋月あきら(秋月瑛)
novelistID. 2039
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まおー転生

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「夏希ーっ! さすが我が伴侶となる女だ、愛しているぞ!」
 ジャンピング・キッス!
 いきなり飛びかかってきた舞桜に夏希は抱きつかれて唇を奪われた。
 カメラのフラッシュが次々と焚かれる。急にヤル気を出したカメラマンたち。
 インタビュアーの握るマイクにも力が入る。
 舞桜はテレビカメラにビシッと視線を合わせた。
「というわけで、私がこの学園の生徒会長に就任した天道舞桜だ。これから皆と共により良い学園を創っていくとここに宣言しよう。なお、横にいる夏希は繰下げで副会長とする」
「え〜っ、あたし辞任にしてよ!」
「駄目に決まっているだろう。これは生徒会長と学園長の命令だ」
「ズルイ! こんなときに特権を使うなんてズルイ!」
 カメラに次々とポーズを取る舞桜。聞こえない聞こえない、夏希の悲痛な訴えなど聞こえていない。
 真ん中に威風堂々と立つ会長天道舞桜と、傍らで肩を落として頭を抱える副会長岸夏希。
 爽やか笑顔を常に崩さないイケメン雪弥と、その影から呪いの電波を飛ばす菊乃の書記二人組。
 そして、廃人Hにぶっちゅ〜し続けている会計のゴリラ!
 こうして今日ここに、第一期舞桜学園生徒会執行部が発足したのだった。
 ……だ、大丈夫なのか、この生徒会?
 その予感は近日中に現実のモノとなるのだった!