WAR OF THE SNOW 雪の悪魔
エピソード6 過去との決別
私の親戚は昔幼いころ死んだ
どうして死んだか……
詳しい事は後から知った
父は兵士として母は救護兵としてそれぞれ戦地に向かったのだ
そして二人とも……死んだ
そのころ私は祖母に引き取られていた
両親が死んでから2年後最後の親戚だった祖母も死んだ
私はこの戦争中仕事を探したが見当たらず仕方なく救護兵として軍隊に入ろうとした
しかし大佐の目にとまり一般兵として使われる事となった
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「ほう そんな過去が」
「ええ ですから……」
「甘ったれるな!!!」
「ハイ!」
「良いか この戦争で貴様が死んだとする」
「ハッ」
「どうなると思う」
「……お墓に入ります」
「馬鹿か 兵士はな 死んだらそこで置き去りだ」
「そんな」
「良いか 貴様が敵を殺すたびに貴様はふさぎこむかも知れん だがな墓に入って死にたければ 親に顔向けできる暮らしがしたいなら 敵の屍の山を築きその上に立て 勝てば勝つほど楽になる 死んだ母や父の仇をはらせ 過去にしがみつく貴様はただの臆病ものだ!!!!!」
「……」
「やれ 問答無用だ」
「ハイ」
私はハイルから好きな武器は何だ?と聞かれ
「マシンガン サイレンサーとマガジン5つ付けてくれれば良いわ」
と答えた
結果最新型がくるとは……
「GoodLack」
「かっこつけないほうがいいわ」
「言ってくれる」
過去とは決別する
仇をとる
勝つ
戦争を早く
終わらせる
作品名:WAR OF THE SNOW 雪の悪魔 作家名:夢轍