朧木君の非日常生活(12)
━━ッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!
腹部に鋭い痛みが走った。
今までに感じたことのない痛み。
あまりの激痛にもはや声帯が機能しない。
痛みの中心に目を向けると、そこには刃物が刺さっていた。
一般家庭で使用される少し小さめの包丁。
洗練された刃が俺の腹に突き刺さっていた。
包丁は根本刺さっておらず、中心部の所で止まっていた。
それでもこの痛み。
意識が消えそうになる。
次に目を向けたのは、俺にこの包丁をプレゼントした犯人。
それは。
作品名:朧木君の非日常生活(12) 作家名:たし