朧木君の非日常生活(11)
「LED式懐中電灯があるのを忘れていたよ、朧木くん」
・・・・・・・・・・・・・・・LED?
・・・・・・ん? ・・・・・・懐中電灯?
「くくく、僕は実に滑稽だね、朧木くん」
・・・・・・・・・・・・お前か。
・・・・・・・・・お前か。
お前かお前かお前かお前かお前か・・・・・・
「犯人はお前かああああああああああああああああ!!!!」
「くくく、この都市伝説の犯人は僕ではないよ。残念ながら、朧木くん」
「ちがあああああああああああう! お前、夜目の効いた俺に何するんだ!」
未だに視力が正常に戻らないんですけど・・・・・・。
正直きついんですけど・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・辛いんですけどっ!!!!
「くくく、それはそうと朧木くん。この懐中電灯を見てくれよ」
「だから目がまだ見えねぇんだよ!」
「くくく、LEDの零距離点灯はさすがに効いたかい?」
「お前バカだろ!!!!」
夜目の効いた人間に対してLED式を零距離点灯するなよ!
*良い子の皆さんは絶対に真似をしないで下さい。
映像化したらこんなテロップ出るよね?も
出なかったとしてもこのテロップだけは流してください。
「蜻蛉愁尓の提供でお送りしました」
「主人公は俺だ!」
タイトルを今一度確認してみようか。
『朧木君の非日常生活』だ!
作品名:朧木君の非日常生活(11) 作家名:たし