朧木君の非日常生活(11)
「・・・・・・うッッッッ!」
目の前が真っ白になった。
夜目が効いた目で部屋の電気を付けた時の眩しさの数倍は軽く超えるであろう眩しさ。
思わず俺は、蹲りその光源から逃れようとした。
そして、軽いパニック状態に陥った。
なんだ・・・・・・!? 何が起きた、何が起きたんだ!
さっきの女の子か? それとも女の子の次は何が来るんだ。
ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、マジでヤバイ!!
急激に光を取り込んだせいで何も見えねぇ。
もし、また幽霊、化物、妖の類だったらヤバイ!
「何なんだよ・・・・・・」
結局、そんな辺鄙なことしか言えず、相手の出方を伺った。
そして、俺の予想に反し相手の返答は迅速かつ正確だった。
作品名:朧木君の非日常生活(11) 作家名:たし