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オルコンデリート(後編)

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(真田)「だってメンバー、ずっと一緒じゃん」
(比留間)「まあまあね。それだけじゃなくてさ、作風とかアプローチとか、メッセージとか、ずっと一貫してるんだけど」
(鱒田)「変わってないね。そこにこだわったから、やって来れたって思ってるけど。そこら辺は比留間君の考えるところだと思うんだけど。曲の世界観みたいなものは比留間君のものじゃん」
(比留間)「そうだね。このメンバーじゃなきゃ出来ないよね。まあ、逆説的に言うと、このメンバーじゃなきゃ二十年もやれてないね。確実に」
(真田)「メンバー一緒で良かったね」
(比留間)「あれ?何か他人事?」
(真田)「いやいや、そうじゃないよ。変わってないってのが、進歩がないみたいに考えられるとしたら、仕様がないかな~と思って、俺は」
(鱒田)「変わらないって言うのは難しいもんだよ。変わるのも難しいけどさ。まあ、一貫して来たことは、我ながらスゴイかなと思うんだけど、比留間君、どう?」
(比留間)「いや、ようやく節目かなって思ってますよ。今回のアルバムで集大成みたいなものだからね。何となくの二十年が過ぎた訳ではないって感じかな。積みあがった時間の大きさが、形になった感じ。二十年の時間も含めて、今回の作品は仕上がってますね。比留間の世界は完成です」
(鱒田)「完成?おお!意味深な」
(比留間)「はい、その完成ぶりは、アルバムを聞いて頂いてのお楽しみということで。鉄はどうですか?」
(酒居)「え?ああ。かなりいい作品に仕上がってるよ。みんな~聞いて~」
(比留間)「まとめに入った(笑)。作品のクオリティには十分満足ですね。今までで一番の出来と言ってもいいです!」
(一同)「うん」
(比留間)「もうこれ以上は出来ないんじゃないかくらいの勢いで、良い仕上がりになってます。ナンと、ピカンテ通産二十一枚目のアルバム『ユニヴァース』、チェックして下さい~」
(鱒田)「あ!比留間君、一人だけすでに、アルバムの楽曲をいくつか聞いている人がいますよ。ココに」