有馬琳伍氏の悲劇、もしくは24人の客
J君の失踪と金色の瞳
J君が失踪したのは、秋口の頃だった。ちょっとそこまで、煙草を買いに行ってくると言い残したままJ君は、煙のように消えてしまった。J君には別に失踪する理由もないし、殆ど金を持たずに消えたのから何をいわんをかである。J君はいったいどこに消えたのだろう。J君の最後の目撃者によると、J君は金色の目をした外国人の少年と立ち話をしていたらしいとの事であった。それから、J君の消息はようと知れない。
いったい、J君はどこに行ってしまったのだろうか。
作品名:有馬琳伍氏の悲劇、もしくは24人の客 作家名:ツカノアラシ@万恒河沙