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Scene13

華奢な背中が愛しくて、そっと腰に手を回した。

彼女は、ふふふ、と笑い私との隙間を更に埋めるかのように体を預けて来る。
その表情は見えないけれど、まるで全てを私に委ねてくれているような錯覚に陥る。

二人の体温はしだいに溶け合い一つになっていく。
私はその全てを逃さないよう、大事に大事に抱きしめた。