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しん よしひさ
しん よしひさ
novelistID. 17130
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たかが映画、されど映画

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ホットファズ -俺たちスーパーポリスメン!-

 2007年イギリス

監督 : エドガー・ライト
出演 : サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ジム・ブロードベント、ティモシー・ダルトン、ビル・ナイ
制作 : ニラ・パーク
脚本 : エドガー・ライト , サイモン・ペッグ
音楽 : デビッド・アーノルド

 検挙率400%?、優秀すぎて他の刑事が無能に見えるからと、ロンドンからとんでもない片田舎にとばされる冒頭から半ばまでは、イギリスお得意の『Mr.ビーン』風おふざけ作品でヤレヤレです。
キャラも『ピンク・パンサー』のクルーゾー警部と、『TAXi』のダニエル、エミリアン刑事のゴッタ煮イタダキネタに見えます。
ところがところが、半ばから急にシリアス度を増してきて、「えっこれってホラーだったのか!」と思わせ、それに次々とサスペンスやアクション要素が加わり、何処かで観たようなカットの連続もあり、相棒のバターマンとの二人揃っての横とび連射など、思わずあの「あぶない刑事」を思い出してしまいました。
館・柴田のあのカットが別の作品のイタダキネタかもしれませんが...。
 平和すぎる町の仮面の下は○○○がテーマ。
おふざけもシリアスも同じ表情で通すエンジェル警部(サイモン・ペッグ)と、相棒バターマン(ニック・フロスト)の朴訥さが作品を最後までコメディラインに留めていて、後味を良くする大きな要素となっています。
コメディにブレンドされるホラー、サスペンス、アクション要素のサジ加減がなんとも傑作なのです。