小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
超伝導ゼロス
超伝導ゼロス
novelistID. 16344
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

スーパーニート

INDEX|2ページ/6ページ|

次のページ前のページ
 



               たいへんなことがおこりました
   ワールドグランプリ新人王のクリス・べイカーが無名のアマチュアに敗れました

                   勝者、ムラマサ!

マフィア連中が笑ってる。ってことはムラマサに賭けてたのか。なるほどな、ムラマサは真剣師ってわけだ。真剣師ってのはな、賭博ゲームでしのぎを削る闇プレイヤーのことで、ネットマフィアや大富豪がバックについているんだ。ええっ?ネットマフィアって知らないのか。それじゃ、ちゅっとえぐいんだけど、あるネットマフィアの生い立ちみたいな独白があるから、もしよかったら読んでみたらどうだい。

【あるネットマフィアの独白】
                  私のかわいい羊たち
                   おまえたちは
           これから私の話しをちゃんと聞かなきゃいけない
             子供の頃のことから順番に話していこう

         私の親父は蛆虫かゴキブリみたいな最低のチンピラだった
             相手を殺ることもできない、臆病なくずだ
            あきれたことに、街のけんかで殴り殺されたんだ
            私はそれを口にした奴五人を皆殺しにしてやった

               私は鉄格子に入ったことなどない
               ぐずぐずやってるから捕まるんだ
            さっと行って、さっと殺って、さっと消えれば
              絶対に捕まらないのに、臆病なくずは
            相手にやられたり、あとで捕まったりするんだ

            母親はほんとに美人だったが私を犯した淫乱女だ
          その頃私はまだ子供だったから、毎日が地獄のようだった
          男とやってるメス豚の腹から内臓を引きずり出してやった
            酸っぱくて酷く臭いうえに、人間の腸は長いんだ
                もう完全に喰う気は失せてたな
             ぬるぬるした豚の皮膚みたいな肌色をしてた
               その色は、あの女にお似合いだったよ

        犯人を決めなきゃならない警察は一匹のオス犬に目をつけたようだ
             私はあいつがやったて真剣に言ってやったんだ
         もちろん、当時の警察は誰も私のことを疑うそぶりは見せない
      つじつまが合わないこともあったみたいだが、いったん犯人が決まったら
     警察と私は共通の目的で手を取り合って事件を解決していったというわけだ
               警察なんてちょろいもんだということを
                   そのとき初めて知った

                     夜になると
                鉄パイプで人を襲って金を奪った
           最初は子どもを狙ったが、金をあまり持ってないんで
 繁華街の近くの暗がりで酔った奴か風俗嬢の後頭部を殴ってから金を巻き上げていた
                   喰うには困らない
                最初は加減もしらなかったから
                誰かを殺してたかもしれない

                    街を歩いてると
         この私にけんかをふっかけてくるばかがいるんだから、驚きだよ
        私はああもすうもない、何気ない顔をしておいて近くにきた瞬間に
                   刺すか、殴るかだ
            睨みあいなんてやってる奴はくそみたいなもんだ
                  そういう奴をみつけて
        半殺しにしてやれば、私のいうことをよく聞く忠実な犬ころになる
                そんなわけで私にも子分ができた
            知り合いがいると、ぼろアパートが借りられたから
                   助かったと思ったな
            ばか犬どもを散歩に連れて行って、女を見つけたら
車に誘い込ませるか、無理やり連れ込ませるかして、手当たりしだいレイプしまくった
         なかにはそのままついてくるメス犬もいるんだから、まいるよ

               警察に捕まるような私じゃなかったが
                  暴力団に目をつけられた
         奴らは大勢いるし、なんどでも報復してくるから始末が悪い
              さすがの私もついにやられるときが来たんだ
       だが、私は親父のような間抜けな死に方だけはしたくなかったからな
               連中と刺し違えてやろうとしたんだ
            すると幹部格のやつが私を病院に連れて行って
                組に入るように説得してきた
             どうせもともとそのつもりだったんだろう
         そのとき私は警察を手玉に取ったときのことを思い出してた
         こいつを逆に利用して暴力団を私の自由に操りたくなってきた
         とりあえず、そいつの舎弟として組に入ることになったんだ

              金の取立てにはじまって、恐喝、詐欺
    法律すれすれというか、触れててもどうどうと法律らしいことをいってやれば
              ばかな羊どもはおとなしくなるんだ
           だが殺しは組員でも本心ではやりたくないらしい
                   とんだお笑いだ
             どうしても殺さなきゃならないときは
       子分ですらないごろつきに金を握らせてやらせることがほとんどさ
                   だが私は違った
           殺しは平気だし、捕まらない自信もあったからだ
     代議士の秘書を殺したり、言うことを聞かない役人や、企業の幹部も殺った
      こういう連中をやるときは絶対に間違いを起こさない事が要求されるから
              その辺のごろつきには任せられない
               私はずいぶんと重宝がられたよ
             だが、組の抗争にだけは絶対参加しない
              私は組を利用しているだけだからな
              それでも私の力は必要とされるのさ

            私は暴対法ができる以前、ある企業とつるんで
               ようやく大金と権力を手に入れた
作品名:スーパーニート 作家名:超伝導ゼロス