デス・スイーツ ハロウィンの連続殺人
ケーキの食べ方
次の日ジョアンナは
寝ぼけて
階段から落ち下の
料理を運んでいた
ウエイターにぶつかった
「いたたたたた」
「どうした?そんなカッコで」
その姿はまるで
ペンキを浴びたような感じだった
「ぷっ あはははははははヒーーーーもう無理ぎゃはははは」
「ひどい」
「そろそろ犯行予告まで後30分だ急ぐぞ 着替えてる暇は無い」
「えええええええええええええええええええええええええええええええ」
13時40分
「グラバーさん一家を家の中に入れ警備を整えました警部」
「うむ よし残りのものは周りの偵察だ」
「はっ」
「おい」
「……」
「おい!」
「………」
「クビにしようかなこの助手」
「すいません」
「そのポケットに入っている紙は何だ?」
「さあ」
ポケットの中の紙を取り出すと
このような文が書かれていた
言い忘れたよジャン
次の殺人は
のどかな「ケーキの食べ方」にちなんだ
殺し方だよ
しらないよ 考えの
方向性を180度変えようよ
ははははは
さいごまで楽しませてもらうよ
すこしでも人を助けな
ハロウィンより
「こいつどっか沸いてるな」
「そうですね」
「文法も言葉もどうかしてるし」
「ええ」
「それよりジョアンナお前ケーキ好きだろ」
「はい」
「ケーキの食べ方は?」
「倒します」
「何を?」
「ケーキです!」
「犯行時刻です!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「家が揺れている!」
「中の人を助けろ!!!」
「ダメだ!」
家は崩れた…
作品名:デス・スイーツ ハロウィンの連続殺人 作家名:夢轍