デス・スイーツ ハロウィンの連続殺人
ポップコーン
拝啓ジャン・クシュリナーダ様へ
お久しぶりです
いつぞやのガルバファミリーの1件の時以来ですね
いつもの口調では失礼なので手紙をミリーに書いてもらっています
今回ジャンがスクエア街にいると聞き
あのときの恩返しをしたいと思います
あなたの親友であり稀代の泥棒ザックとミリー
「あいつらも変わらないなぁ」
「何ですそれ?」
「親友からの手紙だ」
「そうですか」
「ジャンさん読んでもいい?」
「おっボブ 読んでみ」
「……」
「どうだ」
「ドラッツェさん」
「おいやめ…」
「犯行日時は今日ですよね」
「まあね」
「教会に行こう」
「ああ」
「よかったザックとミリーのこと言わないでくれて」
「?」
犯行時刻5分前
「さてどうくるかな」
「??」
「どうした?」
「火薬くさい」
「それはあそこに花火会社のトラックがあるか……そうかありがとう」
「おい」
「なんだい兄さん」
「あのトラックを止めろ 後教会内に水撒け」
「爆破かぁ」
「俺らもろともポップコーンにするつもりだ」
「わかった」
作品名:デス・スイーツ ハロウィンの連続殺人 作家名:夢轍