ツインテール探偵くるみの事件簿
「くるみ、朝だぞ」
2階で寝ていたくるみの体をゆすった。
「あれ、ワトちゃん。どうしたの?」
眠そうな目をこすって体を起こした。窓からは明るい日差しが差し込んでいた。
「みんな帰る用意してるぞ」
「そうだ。ひかるくんは?」
「ああ、あれは勘違いだ。望月さんが外を歩いてただけ」
「えー、そうなの。じゃ、能登くんは?」
「栞さんの悪ふざけだよ」
「くるみに楽しんでもらおうと思ったのよ」
ドアの近くにいた栞さんが言った。
作品名:ツインテール探偵くるみの事件簿 作家名:へぼろん