小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

ツインテール探偵くるみの事件簿

INDEX|43ページ/170ページ|

次のページ前のページ
 


 三人が保健室に入ると、宮崎先生はベッドの上で体を起こしていた。
「ねえ、先生。このダイイング……」
 俺はくるみから紙を奪って、
「暗号みたいなのはなんですか?」
 と、訊いた。
「ああ、これか。これは星村、お前のことだ」
「へ?」
「Hはイニシャルで、20はお前の理科の点数だろ。忘れたか?」
 呆然としているくるみをほっといて、
「じゃ、かける3は?」
「橋本、広瀬、星村。なぜかHのやつは成績が悪いんだ」
 だからHの三バカと自分の中で省略していたらしい。
「偶然、前回の試験三人とも20点だったんだ。平均以下はレポートだぞ」
 矢印は平均以下の意味らしい。
「提出は今日までだけど大丈夫だろうな」
「あっ」
 あっじゃねえよ、あっじゃ。