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ツインテール探偵くるみの事件簿

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 放課後、俺の裁判が始まった。
 望月さんが黒いコートに木槌を持って現われた。コートは儀式の時、木槌は杭を打ち込む時に使うらしい。望月裁判官が木槌を鳴らすと栞検察官が立ち上がった。隣では美咲が目にハンカチを当てている。もちろん演技だ。
「被告人は日頃から溜まっていた欲求を満たすべく」
 俺はそんな風に見られていたのか。
「くるみからかぎを強奪。美咲が寝ている部屋へと侵入。その後は……」
 美咲が「わー」という声をあげて顔を伏せた。くるみ弁護士が立ち上がった。
「異議あり、ワトちゃんが欲求不満なところ以外、異議あり」