小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

ツインテール探偵くるみの事件簿

INDEX|16ページ/170ページ|

次のページ前のページ
 


 昼休み、弁当を食べるために部室に向かっていると、女子生徒とすれ違った。どこかで見たが思い出せない。
 プレハブの建物に入ると、運動部の物品がある奥の部屋が騒がしい。くるみ、栞さん、望月さんが片付けをしていた。
「ドアを開けたら中のものがあふれ出てきた」
 と、望月さん。
「あかずの部屋って呼ばれてたんだって」
「というより、開けてはいけない部屋だったみたいね」
 サッカーボールを抱えた栞さんが笑った。
「ワトちゃんも手伝ってよ」
「食べてからでいいだろ。かぎ貸してくれ」
「開けたからちゃんと閉めといてね」
 くるみが放ったかぎを受け取った。