小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

ツインテール探偵くるみの事件簿

INDEX|101ページ/170ページ|

次のページ前のページ
 


 俺は飲み物を買って来ると言って、そばを離れた。くるみは出て来ないが、栞さんが後ろから声を掛けて来た。
「ワトくんもくるみに言われてやってるの?」
 やっぱりそうか。
「二人とも好き合ってたんですね」
「ちょっと面白いわね」
 この人は相変わらずだ。
「くるみはどの辺りに隠れてるんですか?」
「わたしにも教えてくれなかったのよ」
「ったく。どうするんだ」
 栞さんがイタズラっぽく微笑んだ。
「いい方法があるわ」
 俺の首に腕を回して、顔を近づけた。
「わたしたちが付き合ってることにすればいいのよ。そうすれば、あの二人は振られた同士仲良くなるでしょ」
「付き合うって?」
「簡単じゃない」
 栞さんの唇が近付いてきた。