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浜口 早苗
浜口 早苗
novelistID. 15458
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田舎暮らしのさなえってぃ

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Vol.6


昨日、ダーリンから連絡があった。個展の準備は順調らしい。でも、今回の秋の個展は結構大規模(といってもそこそこ)だから、ちょっと手間が掛かるらしい。もう少し、準備を手伝うとのことだった。今回のは、源さんも合同だから、やっぱり大規模かな。
もう学校も始まっているのにねー。 今回は源さんが一緒だから、私が手伝いに借り出されることもない。けれど、たまには顔をださないと。ある程度、展示会場が何とかならないと、邪魔なだけだからね。アトリエも、今は作品が出払っていて、結構閑散としている。
ダーリンによると、展示品の多くは自分でレイアウトするけれど、中にはいじれないものもあって、心外だそうだ。つきっきりで展示をするのも、アーティストの仕事のうち。プロというのはそういうものなのだ。

さて、ブーリン2号も少し、家に慣れてきた。それでもまだ、夜はブヒブヒいうから、寝室に連れてきて、バスタオルにくるませて寝させている。だれかそばにいると安心するらしい。
ときどき、大地が来てふんふん匂いを嗅いでいるが、まだ、警戒態勢を解いていないようだ。もう少し時間がかかるな。ゲンタには、まだ合わせられない。どちらもびっくりしちゃうだろうから。もう少ししたら、ゲンタ用に森のどんぐりとか、椎のみを拾いに行こう。ブリリンはやっぱり蛇だから、エアコンが苦手。あまり寒くなると、冬眠するみたいになる。

9月に入ったけれど、気温はなかなか下がらない。日中はまだ、暑い。畑の準備もきっと、もうちょっと経ってからだろう。
そう思っていたら、森さんから連絡が入って、今度の日曜日は練習試合があるから、応援に来い!ということだった。ま、手伝ってもらうんだから、少しは差し入れを用意して行かないといけないな。もちつもたれつ、と。

ここはやっぱり田舎だから、私が1人でいるって分かると、周りの人が、いろいろ気を使ってくれるのが嬉しい。都会じゃ、ないことだ。森さんも、気を使ってくれているのだろう。彼なりに。でも、差し入れは絶対に予定に入っていそうだから、少し、頑張らないといけない。
差し入れはやっぱり、おにぎり!それと、定番のから揚げ、卵焼き♪ そんなとこ? だけど、試合をするだけのメンバーがいたっけ? サッカーって、11人でするスポーツだったよな、と思いながら定かではない。もしかしたら、どこかから、借りてくるのかもしれない。もう少し、勧誘に力を入れればいいのに。なんて、大きなお世話はあまりやかないようにしなくては。役員メンバーにいつの間にか入れられそうだから。

ちなみに、ダーリンは、食べ物とちょっとのお酒を与えておけば、結構満足なんです。お味噌汁が好きで、和食派。今時珍しい気もするけれど。動物達も食事さえ与えておけば、結構満足。なんか似てる。

まだ、ぶーちゃんはちょっと手がかかるけれどね。私がママ代わりだから。早く大きくなって、お散歩に連れて歩けるくらいになるといいんだけれどね。今は連れて行っても、ほとんど抱っこしてる状態だから。

芸術の秋、実りの秋、スポーツの秋。
田舎は少しづつ、冬支度の準備に入る。