陰陽戦記TAKERU 前編
その戦いを見つめている1人の男がいた。
誰にも見つからないように物影に身を隠し、携帯電話を手に不適に笑っていた。
そして鬼の形勢が不利と分かると携帯電話に注ぎ込まれた暗黒天帝の力を解き放った。
携帯電話の先端の赤外線口から禍々しいエネルギーが発せられるとそれが鬼に吸収された。
『グオオオオオッ!』
鬼が大きく咆えると武と美和に付けられた傷が回復、
それどころか鬼の目が赤く光ると横転していたブルドーザーやショベルカーやトラックがまるで風船のように浮かび上がると鬼の方に向かって飛んで行くと驚いた事にそれらが一度バラバラに分解すると鬼と合体してしまったのだ。
「な、何っ?」
鬼の両肩からショベル、両腕がブルドーザー、足や胴体や頭をトラックなど鬼の鎧と化した。
それを見届けた男はそのまま夜の闇に消えて行った。
作品名:陰陽戦記TAKERU 前編 作家名:kazuyuki