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陰陽戦記TAKERU 前編

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 俺が青龍の力で見て見るが鬼が媒介が見つからない、つまり一式の鬼を三式として作り出した事になる。
「厄介だな、時間が無いってのに……」
「ならこうだ!」
 すると拓朗が玄武のハンマーを大きく振り上げると地面を叩きつけた。
 途端足場をひんやりした空気が包み込むと鬼達の足首から下が凍りついた。
「みんな急いで!」
「グッジョブ、拓朗!」
 なるほどな、倒せないなら相手にしなければ良いって訳か。
『ぐぐっ……』
 それを見ていた暗黒天帝だったがもう遅い、桐生さんと香穂ちゃんと拓朗がタイムマシンに向かって走り出した。
『させるか!』
 すると暗黒天帝の目から怪光線が発射されるが俺が白虎の力で皆に追いついて鬼斬り丸で弾き落とした。
「みんな急げ!」
『ぐぬぬ……』
 暗黒天帝は眉間に皺を寄せて歯を軋ませる、
「美和さん!」
「はいっ!」
 麒麟と朱雀の宝玉が輝くとビームウィングと炎の翼で空を飛んで暗黒天帝に向って行った。
『小癪なっ!』
 暗黒天帝が目を見開くと目から怪光線が発射された。
 しかし美和さんが全てを打ち落とした。
「武様、私達が援護します」
『2人は暗黒天帝を!』
「サンキュウ!」
 俺は美和さんと朱雀に感謝する、
 すると暗黒天帝の怒りが頂点に達し、口を開けるとエネルギーを溜めて巨大な怪光線を発射した。
『おのれぇ!』
 怪光線は俺目掛けて発射されるが俺はその瞬間麒麟の力を解放する。
 途端俺は爆音と共に爆煙に包まれるが俺の準備は終わっていた。
「だりゃああああっ!」
 麒麟の鎧を纏って完全武装した俺は爆煙の中から飛び出すと持てる力の全てを込めて鬼斬り丸を突き出した。
『なにっ?』
「貫けぇーーっ!」
 俺の光の刃は暗黒天帝を捕らえ切っ先が届いた。