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ミムロ コトナリ
ミムロ コトナリ
novelistID. 12426
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くれなずむ <その2.対決!野球部>

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 「そういえば、クレナ。私のクラスメイトで、真田京助という野球部の
副部長をやってる男がいるんだが」
「はぁ(昨日、私がボールを顔面に叩きつけた人も野球部だったなぁ)」
ミノルは目線を左に泳がせる仕草を一瞬みせた。
少々ためらってから、クレナに目線を合わせ、あとを続けた。

 「昨日、ノック練習の時、取り損ねたボールを、
一年の女子に返してもらったという話でな」

 ブフゥー!

それを聞いてクレナは、おもわず吹き出してしまった。

 (おい、まじですか)
昨日ノックアウトした、直球スケベ野郎がまさか野球部の副部長で、
会長のクラスメイトだったとは。

 やばい。
まずい。
非常に不味い。

 何を言ってくれたんだ?私のことを、真田って人は会長に。
もしかして、言ってないだろうなあァ〜。
 いや、言ったのか。
いってしまったのかあぁァッ、昨日のことをオォォーーーーーッ!!
 私が真田さんって人をノックアウトしたことが知れてみろ。
会長に説教くらうだけじゃぁ済まない。
 フィラ姉さんにボコボコにおせっかんされた挙句、謝罪として
真田って人にあ〜んなこと(イメージ画像)や、
そ〜んなこと(イメージ画像)を強要されるに違いないッ!!

 やばい、やばいぞヰ月クレナ。
貞操の危機ダァァァァーッ!!

 「NYoooooooooゥゥウウッ!!」
クレナは、頭を抱え込んで泣き叫んだ。
「奇声を発してなんだ突然?まぁ、いいや。
でな、そいつが昨日の女子生徒を探しているんだと」

 ああああァァァッはアァァァッ!!
やっぱり、やっぱり、恨んでいるうウゥゥッ!見つけ出して、
逆襲するつもりなんだァァッ!!

「真田の奴、偉い興奮したようすで、その子について語っていたな。
スタイルがよかったとか、形がダイナミックだとか」

 ギャァァァッスッ!興奮?興奮、ダッテエェェェ--------ッ!?
スタイルがいい?ボディラインが!?
形がダイナミック??胸が!?欲情してる、欲情してるのかぁぁッ!!?
これは、やっぱり加えて更に、あっちのご奉仕(イメージ画像)も
強要されちゃうってことでぃすかぁァァァッ!!

『俺の剛速球が、君のミットにストライクしたがっているんだ!』
『シモネタかよぅっ!いやぁぁーーー!!』
とかボケとかツッコミして、ナニされちゃうんですねえぇぇぇ-----ッッ!!?