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勇者と魔王の決意 リメイク版

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 スカル「誰かに助けられることは、
     けして情けなくない・・・
     とにかく、一人で奥に行くのは危険だ。
     だから、奥に着くまでお互い協力しないか?」

剣士レオン「・・・奥に行く間だけ協力してやる。
       足手まといになるなよ!」

     勇者たちはレオンと共に
     なんとか森の奥に着いた。
     巨大な岩の魔物が堂々と
     岩の陰に立っていた。
 剣士レオン「貴様が村を困らす魔物か!
       貴様を退治しに来た!」

 岩の魔物「この町の人々・・・
      森を荒らす者ばかり・・・
      我は森を守る魔物・・・
      サッソだ」

     岩の魔物が歩くと地響きが起こる。
      勇者たちが立っている地面がひび割れた。
 剣士レオン「町の人々は、森と共に生きている。
       荒らしてはいないはずだ。」

 サッソ「あの方が・・・・・・
     この町の人々は、森を荒らすと言っていた。
     だから、人が森に行けないよう・・・
     我が守っているのだ。
     その邪魔をするな!」
   サッソが勇者たちに襲い掛かって来た!
   
   剣士レオンは、突進するように相手を剣で斬りつけた。
   しかし、攻撃は効かなかった・・・
   
   サッソは、レオンと勇者の方を狙って、
   己の拳を横に振り回した。
   その拳が当たった勇者とレオンが
   瀕死の状態になってしまった。

   スカルは、回復の呪文リカバリーラを唱えた。
   二人のHPが150ポイント回復した。
剣士レオン「くっ・・・攻撃が効かない。
      どうしたらいいんだ。」

    スカルは、補助呪文 守護激減を唱えた。
    サッソの守備力が下がった。
スカル「これで、剣の攻撃が効くはずだ。
    勇者殿、レオン殿、今のうちに攻撃を。」

    勇者とレオンはサッソに斬りかかった。
    サッソに200のダメージを与えた。
    スカルは、空高く飛んでサッソを
    剣で串刺しにした。
    サッソに250ダメージを与えた。

    サッソは、勇者たちに向かって岩を投げた。
    敵の攻撃で、勇者は80ダメージを受けた。
    敵の攻撃をスカルは素早く避けた。
    敵の攻撃をレオンはなんとか避けた。

    サッソに三人は力を合わせ攻撃した。
    レオンがすごい気迫で剣で敵を斬り、
    勇者が走って敵に攻撃し、
    スカルが攻撃呪文 裁きの氷を唱え、
    サッソに300ダメージ与えた。
    サッソを倒した。

   勇者達のレベルが上がった。
  「勇者エデンのレベル:14 攻撃力73 防御力70」

   特技:二回斬りを覚えた。
  「スカルのレベル:15 攻撃力87 防御力90 魔力86」

   特技:惑わす美貌を覚えた。
  「剣士レオンのレベル:16 攻撃力88 防御力85」

   特技:獅子の誇りを覚えた。
   「特技説明」
   「二回斬り」は、敵に二回攻撃出来る。

   「惑わす美貌」は、敵の攻撃が防げる。
    さらに、そのすきに攻撃が出来る。
    
   「獅子の誇り」は、味方一人の攻撃力を上げる。

 剣士レオン「あなたの剣の技や魔術は素晴らしい・・・ 
       スカル殿・・・
       もしかして、あなた様は勇者ですか?
       ぜひ、俺をあなたの仲間にしてください!」
     目を輝かせながら、レオンはスカルを見ていた。
     さっきまでの態度とは違った様子だ。

 剣士レオン「勇者様、優男なんて言ってしまい・・・
       とんだご無礼を・・・
       申し訳ない!」

 スカル「・・・私はただの旅人だ。
     君の後ろで、すねているのが本当の勇者だ。」

   レオンは後ろにいる不機嫌そうな勇者を見てから、
   疑うような顔でこう言った。
 剣士レオン「勇者様。嘘をつかないでくださいよ。
       あんな小僧が勇者のはずが・・・
       それより、俺を仲間にしてくださいよ!
       嫌と言っても付いて行くつもりですけどね。」

 スカル「・・・君の剣術は役に立ちそうだな。
     これからもよろしく頼むよ。」

     スカルが差し出した手をレオンは握って握手した。
     レオンは照れくさそうな顔で笑っている。
     そんな二人を見ながら、勇者は地面に
     しゃがんで落ち込んでいた。
 剣士レオン「そういえば、勇者スカル殿は
       どこの村でお生まれに?」

 スカル「・・・過去の記憶がないんだ。
     だから、自分が誰なのか分からない。
     しかし、勇者殿と共に魔王征伐に行く
     目的だけは覚えている。」

 剣士レオン「そうですか・・・
       思い出せるといいですね。
       俺も、過去の事が曖昧なので
       あなたの状況がよく分かりますよ。」

    レオンも私と同じ記憶喪失か・・・
    なぜだろう・・・
    レオンという名前に聞き覚えがあるような。
 剣士レオン「とりあえず、次の町へ行きましょう!
       この村の南にある聖女の町へ!」

    三人は次の町へ旅立った。
    
   第二章「誇り高き獅子」 完

  第三章「生け贄の聖女」

   聖女の町は、女神への信仰がある町・・・
   だが、町の女がその女神の生け贄になるという
   噂が絶えない町らしい。
   その町の教会の前に生気がない女達が並んでいた。
   しかし、男という存在はいなかった・・・ 
勇者エデン「この町は、男の人がいないのかな?
       教会に女の人たちが並んでいるだけ・・・
       もしかして、男子禁制の町なのかな?」
   勇者は、首を動かして町の様子を見てからそう言った。

 スカル「もし、男子禁制の場所なら、
     このまま町に入ったら追い出されそうだ。
     我々が女装すれば良かったな・・・」

    女装って、スカルさんは大丈夫だけど・・・
    レオンは男だってばれるよ・・・
    顎に微妙に茶色い髭が生えている   
    俺もばれるかもしれないし・・・
 剣士レオン「勇者スカル殿・・・変な冗談はやめてください。
       女達は、俺達の存在に気づいてないみたいですよ。
       だから、女装する必要はありません。
       とりあえず、教会に行ってみませんか?」

 スカル「・・・そうだな。教会に我々も行こうか。
     女達が集まる理由が分かるかもしれん。」

 シスター「あなた達は、女神になる女を見物に来たのですか?」
    教会の扉の前にいるシスターが、
    虚ろな表情で勇者たちに尋ねた。

勇者エデン「あのぅ、女の人たちが集まる
理由が知りたいんですが・・・」