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……茅野博士が天才だったのは事実だ」
左文字
「………」
野柳
「所詮私は茅野博士の生成したデーケルターレの組織を流用し、それを完成させたにすぎない。
茅野博士が命がけで『楔の悪魔』から採取した細胞。ほんの指先ほどの細胞だ。
あんな小さなものからデーケルターレ程の巨大な人型兵器を生成するだなんて、私には到底無理だろうよ」
左文字
「………」
野柳
「だがな、左文字……」
左文字
「はい」
野柳
「茅野修は死に、私は生きている」
左文字
「……はい」
野柳
「ふふっ。さあ行こうか。人類の未来は明るい」

＜立ち絵・野柳消　ＳＥ足音＞

左文字
「………」

＜立ち絵・左文字消　ＳＥ足音＞