少女機械人形コーパス 第一幕
土方
「大丈夫。妹さんともお友達とも、すぐに会えます。ただ、今は早くデーケルターレに慣れて貰いたいの。それが、コーパスとしての意思です」
七々原
「ほら? な? すぐ会えるんだって。なんてったって人類の希望を担う組織だぞ?」
ミリカ
「ホントに…? ホントにすぐ会える様になるの?」
土方
「えぇ。七々原君が真面目に訓練に取り組めば、すぐですよ」
七々原
「俺、真剣にやりますよー」
ミリカ
「ぶぅ。お兄ちゃん、絶対サボったりしないでよ!」
七々原
「おうっ!」
土方
「では、同行して頂けますね?」
七々原
「はい! ……紗香ちゃん。」
二野上
「はい」
七々原
「ごめん。……今度絶対に星空のスクリーン一緒に見ような」
二野上
「先輩……。はいっ!」
七々原
「そんじゃ、いっちょ行ってくるわ」
ミリカ
「……行ってらっしゃい」
七々原
「おう」
二野上
「ミリカちゃんと待ってますから」
七々原
「ああ、有難う」
土方
「では、案内するわ」
七々原
「はい!」
<SE足音・七々原・土方消>
ミリカ
「……行っちゃったぁ。うぐっ……ぐすっ……」
二野上
「ミリカちゃん……」
ミリカ
「うわぁぁぁぁん! 紗香ちゃん〜〜〜!!」
二野上
「うん……うん……寂しいね……」
ミリカ
「うぐっ……あぁぁぁあ……」
作品名:少女機械人形コーパス 第一幕 作家名:有馬音文