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野柳
「アルカシステムはパイロットを守る為、デーケルターレの負ったダメージの残りの８０％分を吸収する。例え、訓練であっても。
そしてコアがダメージによって朽化しても、おいそれと交換する事は難しい。何しろとても貴重なモノで構成されているからね」
ジョエル
「はい」
野柳
「だから君はアルカシステムを搭載しない完全なヴァーチャル仕様の訓練を反復し、アルカシステムを起動した際には完璧な動きを見せねばならない」
ジョエル
「はい」
野柳
「いい返事だね。迷いが無くて、実に清清しい気分にさせられるよ」
ジョエル
「……ありがとうございます」
野柳
「そうそう、君に紹介したい者がいるんだ。もう直にここに来るだろう」
ジョエル
「紹介したい……人？」
野柳
「ああ」

＜ＳＥベル音＞
ビーッ

野柳
「入りたまえ」