小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

【過去作】私の青空2 プーチンクエスト【2000年(16歳)】

INDEX|19ページ/33ページ|

次のページ前のページ
 

「あああ!五十六ぅぅぅ!バカぁぁ!この芸人つぶしぃぃぃ!」「まあまあ先輩、次はきっとホームランですよ」「五月蝿ぇ、関屋、お前ちょっと自分が誉められたからってよぉ!」
「はい、えー、取り込んでおりますがお次は椎本さんです。フリップをどうぞ!」
「・・・あ、俺、こういうのやったこと無くて・・・」「大丈夫、大丈夫ですって」「ええと・・・じゃあ恥ずかしいけど」「はいはい。小林幸子の20世紀最後の衣装、どうぞ!」
椎本『美川憲一』
「(笑)椎本さん、これは狙ってやったのか偶然の産物なのか知りませんが、凄いですよ」
「えっ?美川憲一の衣装って意味・・・」「違うんです。この場合、『美川憲一』が衣装だったと言い張るべきなんです。その方が高度な笑いですよ」「あ、じゃあそれで・・・僕、今、面白かったんですか?」
「チリバツです」「あ、有難う御座います!なんか僕、自信が出てきました」「よし!じゃあトリを努めるのは元祖人質のプーチンさん!お願いします!」しかし、既にプーチンの姿は見当たらない。
「あ、あれプーチンさん・・・?」西陣織がようやく気付いた。「逃げられたぁぁぁぁぁ!!!」
しかし五十六はたった一つの事だけを考えていた。
(オチが付かねぇじゃねぇか!)もう五十六には今更自分でオトすだけの気力も体力も無かった。


同日午前9時30分
『ぼブルリ(略)』進入から40分後

さて、テロ集団突入後警察は何をしていたか?
「あああ、えらこっちゃえらこっちゃ」「ブルガリアの連中が入ってしもたばい」
「ほんぶちょ、ほんぶちょ、どうしますぅいこれから」「落ち着け!おちつけぇぇぇぇコラァ!!!」
「てめぇがだァァッ!!!」バキッ。バコッ。ぐしゃっ。「・・・管理官、落ち着け」
「あなたこそ」「私は平気だが。管理官こそ落ち着きたまえ」「私も十二分だ。本部長こそ」
「どうやら二人とも落ち着いたようですな」「作戦会議といきますかな」
「いいか、ヤツらを家から誘き出す為の作戦だ。まず、玄関先にさだまさしとそのそっくりさんを一堂に会する。そして、全員に『北の国から』をコーラスさせるんだ」「泣き落としですね」
「ああ、ヤツらは恐らく邦衛で出てくるはずだ」「『ほたるぅぅ』で投降するでしょう」
「・・・ってそんな訳あるかあぁぁぁぁぁ!!!」バキッ!ボキッ!