【黒歴史】 全速力で走る霊 【2002年(18歳)】
楽に誰にも気兼ねしないで暮らせるならそれに越した事は
無いんだ。だから協定は乗る。でも
いいか、覚えとけよ、沢村。俺は別に、
お前が話しかけてきたり、干渉してくるのは拒まない。
ただ、俺はお前に絶対に
俺の心の領域を明け渡したりしない」
「解った解った。じゃあまた明日、必要事項を
もっと詳細に決めよう」
何か腑に落ちない。
またイニシアチブを取られている気がする。
無視しよう。こんなに不思議な感覚は。
次の日から、俺の愛称は『沖ちゃん』になった。
作品名:【黒歴史】 全速力で走る霊 【2002年(18歳)】 作家名:砂義出雲