詩篇 蒼いけむり
第十三篇 コロコロこころ
重なる想いと裏腹に
過ぎ行くときの儚さで
コロコロこころ 転がって
昨日は泣いて 今日は笑う
まだ見ぬ夢の果て
行き着く先はどこだろう
コロコロこころ 転がって
昔を偲んで 今を苦しむ
何も変わらぬはずなのに
何かが変わる恐ろしさ
コロコロこころ 転がって
姿もなければ 声もない
気持ちの行き場も見えなくて
どこへ行けばいいのだろう
コロコロこころ 揺さぶられ
それでも 前を見つめてる
進んで戻ってまた進み
気づけばいつもの行き止まり
開く気持ちと 閉ざす想い
コロコロこころ 困ってる