男女平等地獄絵図
川をよいしょとまたいだ私はびちょびちょの足のまま歩いて行った。
足を撫でる葉っぱがくすぐったい。
…なのになんでかどんどん雲行が怪しくなってくる。
どよんとした雲が進めば進むほど増えていくのだ。
(…地獄…)
まだだろうか?
もうそろそろ夜中なみに辺りが暗くなってきた。
期待と不安でお腹ん中が変な感じだ。
(もしかして騙されたのか?)
…その疑いはすぐにかきけされた。
めのまえには真っ赤な門。
「冥府」、と書かれたその巨大すぎる門にはこれまたグラマラスすぎる鬼が一人。
これはまさしく…
地獄だ!!!!!!