小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
秋月あきら(秋月瑛)
秋月あきら(秋月瑛)
novelistID. 2039
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

大魔王ハルカ(旧)

INDEX|27ページ/48ページ|

次のページ前のページ
 

 不幸なことにルーファスが動けないということは、ペットハウスの中にいるハルカも動くことができない。しかもハルカには外の状況がわからない。
「(な、なに、この嵐の前の静けさみたいなのは!? やな雰囲気がするんだけど……)」
 不安でいっぱいになるハルカ。だが彼女は無力だった……ネコだからね。
 ネコでなくとも、この場では誰もが無力だった。
 沈黙を続けていたファウストが口を開いた。
「ひさしぶりですね(まさか、ここで再びこの人に出会うとは)」
「ファウスト先生も相変わらず黒でシックに決め込んでいるな……(腹の中身も真っ黒だ)」
 再び沈黙が始まる――。