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幕末の架空の藩の架空の人物たちの物語です。
しかし、きわめて近い名前の人物が実在しますが（もちろん故人ですが）、あくまでも別人という事でお願いいたします。

……と、初めにおことわりさせていただいて、幕末長州が好きな方や、あの時代に興味のある方に楽しんでいただけましたら幸いです。
とはいえ、安政の大獄の頃の話ですので、楽しい内容ではありません。
某小説投稿サイトでの企画に参加する予定で書き始めたもので、テーマがあり、そのテーマに沿っているため、堅めな内容となっています。
いつか、もう少しくだけた形で彼らを書くことができたらいいなと思っています。

なお、吉田松陰が士籍を削除された理由は黒船で密航しようとしたからではなく、それ以前に、藩から関所通過書が届いていないのに東北に旅立ち、脱藩の罪に問われたからです。
それ以外にも、史実とは変えているところが多々あります。
作品完結後に参考資料リストも付け加える予定ですので、参考にされる場合は、そちらのほうでお願いいたします。

表紙の写真は、NEO HIMEISM様（http://neo-himeism.net/）からお借りしました。
ありがとうございました！


※この作品は二次創作ではありません。
いつも私が書いているCPは登場しません（ただし、片方は史実をモデルにした別キャラとして登場しますが……）。
二次で書いている話の原作の主要人物がこの藩の出身だと思われ、また、過去についての詳しい説明が出てきておりませんので、二次で過去を書くために史実を調べているうちに、史実のほうにもハマってしまいました。
そのため、史実をモデルにしたオリジナルのキャラクターが多数登場する「想」というシリーズを二次のほうで書いており、そのオリキャラをこの話で少し形を変えて登場させています。
オリキャラのキャライメージについては、「想」で絵師様に描いていただいていますので、もし興味がおありでしたら、サイトにお越しいただいて、「想」というバナーをクリックしてご覧くださいませ（ただし、全員、十代半ばですが）。