君の隣独占中
バカだ俺
「楽しんでこいよ」っていっただろ・・・
なのに、なんか気になる
「失礼なことゆーけど、千秋のこと好きになっちゃった?」
がくっ
「図星かあ★」
「うっせー!そんなんじゃないよ」
「ただの幼馴染?」
「そ、そうだよ」
苦しい言い訳
「ただの幼馴染相手にすとーかーなんてするかなー?」
くっそこいつはらたつなー
もう、しゃらくせえ
「好きになっちゃったんだよ!」
「へえー?」
あの、健ってやつとしゃべってる千秋を見て、あの隣が俺だったらな
なんてわがまま
俺がそう仕向けたのに、今なんでとめなかったんだろうって後悔してる
てくてく
「!?」
拓哉が急に、千秋たちのほうへ歩きだした
あんの、バカ
「やあ★偶然?」
「あー!拓哉じゃん、どーしたのー?(にやにや)」
拓哉がいるってことは、もしかして
「拓哉お前なあ・・・」
この声は・・・
「あれー?尚までどーしたのー(にやにや)」
「実はー、尚、千秋ちゃんのこと・・・」
ふがっ
「なんでもねーよ?」
「ふがふがふが (苦しいよ、尚!)」
ぷはあっ
「へー?偶然ねー?(にやにや)」
さっきから、音色のにやにやがとまらない
「合流すれば?」
ゆっちゃん!?
ちょっと待って!
「いいのー?よかったね?尚」
「お前殺す!」
待って、待って!
私の同意!私賛成してません!
ゆっちゃーーん!
「健くん、いやだよね?」
空気よんでー!健くん!
デートだよね、これ
「んー・・・大勢のほうが楽しいよね?」
うっわーーー
「じゃあ、きまりぃー」
波乱のデートになりそう・・・
★第6話★ 波乱のデート
3:3のでーと?だったのに
尚と拓哉も合流し、なんかよくわからないことになっていた・・・
しかも・・・何この状況
健、あたし、尚
え?なんで、尚がここにいんのよ!
「なあ?健くん?」
「なんすか?」
「千秋のどこすきになったの?」
何いっちゃってんの、尚さん
「それ、尚さんに言って得になりますか?」
なにげ、バトルになってるし
「へー、そっかあ」
あわわわわ
「おい、音色!」
「何?拓哉」
「千秋、とまどってんぞ(笑)」
「あー、いいじゃん?別に」
がしっ
「あたしらはあたしらでたのしも?」
音色さん、積極的・・・
「わあった、わあった」
拓哉の鼻の下がのびる