君の隣独占中
私は、ポカーンと開いた口をしばらく閉じることができなかった・・・・
「ちょっ!音色、かってにきめないでよ!」
「いーじゃんかあ」
「ゆっちゃんもとめてよね!」
「こいつをとめられるわけないじゃん・・・」
そうだよね・・・
「今週の、日曜日だって?てゆか、あの告白してきた人やさしそーだし、かっこいーじゃん。」
「そーだけど・・・」
「なんか、不満でも?」
もーいーやっ
尚は、無理そうだしね・・・
「といれいってくる!」
「へいへーい」
『to.尚
from.音色
本文.今週日曜日に、千秋がでーとするんだってー!しかもねー、今日告られたんだよー!
おこちゃま尚クンはどーすんのかなー?』
「送信っと★」
「うわー、またよけいなことしてるあほがいるよー」
「よけいなことじゃないよっ!音色いいことしてるしb」
「どーだかね?」
キーンコーンカーンコーン
「じゃあ、日曜日はあけとけよ?」
「わかってるよー」
「また、どこいくかはじっくり相談するから・・・決まり次第めーるするb」
「わかった、ばいばい」
「さあて、尚くんはどー動くかなー?」
★第3話★ 尚の気持ち
ぴかっぴかっ
ぱかっ
「メール来てたし・・・」
「尚ー?だれからめーる?」
「ん」
携帯の画面を拓哉に見せた
「音色からー?・・・って、意味わかんねー★ww」
「だろ?つか、千秋とはただの幼馴染だし別に報告とかいらないし・・・」
ずきっ
なんだ?このずきって・・・
「なしたー?尚?」
「いや、なんもないよ」
なんか、もやもやする。
別に千秋が誰とデートしようが、しまいが俺には関係ない
幼馴染だから・・・
ずきんっ
さっきからなんなんだよ
このずきんって・・・
ぱっ
「ちょ!尚どこいくんだよ?」
きがつくと、走り出していた。
きがつくと、千秋の家の前
きがつくと、目の前に千秋がいた。
「ど、どうしたの?そんな、いそいで・・・」
どうしたの?ってきかれても、
俺もわからない
きがつくと、俺はここにいる
「なあ・・・」
「なに?」
「お前、日曜日でーとすんの?」
「え?あ!もしかして音色?」
何いってんだ俺・・・
今の気もち・・・行かないでほしい・・・
「え?どしたの?顔色悪いよ?」
千秋が俺の顔を覗き込む
あ・・・今わかった
俺、千秋のことが好きなんだ