飛んで魔導士ルーファス
ちょっと迷ってしまうルーファス。
さっきまで強硬な態度だったビビが軟化。
ここが新居なんだから、一緒に住むの当然でしょ?
から、帰るとこがないから、泊めて欲しいに変化した。
ルーファスは自分も普段から困りっぱなしだし、周りによく助けてもらってる。だから人からお願いされたり、困ってる人を見たりすると、見過ごせないのがルーファスの性格だった。
「……わかった一晩だけだよ?」
「やったー!」
ついにルーファスは?同居?を認めてしまった。
一晩だけだなんて言ったって、一回折れちゃえばルーファスの性格からして、もう1日、もう1日と粘れば、何日でも泊まれる可能性大だ。
ルーファスは言った後から後悔していた。
「……はぁ(その場の空気に流されて言っちゃったけど、本当によかったのかな)」
ビビを見ると、嬉しそうに飛び跳ねている。
「まずは新居の模様替えしなきゃね!」
「しないから!(新居じゃないから!)」
こんな感じで魔導士ルーファスと仔悪魔ビビの生活がはじまってしまった。
一つ屋根の下、男女が二人。
果たしてこの先、ウヒヒな展開が待ち受けているのか!!
作品名:飛んで魔導士ルーファス 作家名:秋月あきら(秋月瑛)