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年越し!

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しかし、晋作は直彦の隣に座りなおすと服の裾を掴んでここに居るように目で訴えた。
直彦は苦笑しながら、風呂へ向かうのをやめ炬燵に座りなおした。
「函かよwww」
「だって、直彦さんにべったりだったんでしょ?何かずるい。」
そう言って直彦に抱きつく。少し煙草の香りがする。
炬燵の足が邪魔で少し窮屈な体勢だが互いの体温を感じて笑っていた。


not朝チュン


12/31 12:30
昼間の太陽が2人を照らす。そのまぶしさで晋作は目を覚ます。
どうやら、溜まっていたDVDを消費しているうちに寝てしまったようだ。
寝オチしてもいいように布団をひいていたのがよかったのか、寒くなく寝ることが出来た。
テレビは消えている。きっと、晋作が寝てしまったので直彦が消してくれたのだろう。
隣ではグーグーと寝ている。起こさないようにそっと、布団をたたんで朝食(昼食)の用意をする。
とりあえず、唯一できる料理玉子焼きとパンを焼いてその後に彼を起こそう。
軽く寝ぼけた頭で台所に立った。食パンはオーブントースターに入れて焼き立てを出してあげよう。
その間に卵を焼いてしまおう。これだけは晋作の誇れる料理だ。味も見た目も折り紙つきなので安心して直彦に出せる。
綺麗に焼けたので、トースターのつまみをひねりこんがりとした焼き具合になるように設定する。
そして、直彦を起こしに行った。
「直彦さーん、もう昼っすよ。おーきーてー。」
「ん・・・・。よく寝た。」
寝ぼけ眼でテーブルへ付くと、丁度パンも焼きあがる。それは香ばしい香りを漂わせていて、食欲をそそる。
「「いただきます。」」
2人の合図がハモった。それでまた顔を合わせて笑う。昼からハイテンションで過ごしていた。
そして、年越し蕎麦を買出しに行ったり、まだ見ていない化物語のDVDを消化したりした。
6:30になり少しは年末の番組を見ようじゃないかということになり、ガキつかを見ることにした。
2人して爆笑していると、あっという間に時間が過ぎていく。
10時ごろに空腹を感じて蕎麦を茹でることにした。
「お腹すいた・・・・。晋作くん、蕎麦茹でる?」
「いいっすね〜。何か俺に手伝えることある?」
「じゃあ、皿とか洗っといて、取りあえずあれ、蕎麦茹でて適当におかず作るから。」
「りょうかーい。」
作品名:年越し! 作家名:私は誰?