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諫城一
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時の部屋
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今日は土曜日だった。つまり四年前と今では二日分のずれがあることになる。アケミにこのことを伝えると、「私思いつきもしなかった。やっぱりアスカすごい」と返された。どうやら妙なイメージがついてしまったらしい。
「じゃあこうしましょう。会いたいときは夕方の六時にこの部屋に入る。十五分待っても相手がこなかったら帰る。どう?」
アケミはうんうんとうなずいた。
こうして、彼女との付き合いは始まった。
作品名:
時の部屋
作家名:
諫城一