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ヤブ田玄白
ヤブ田玄白
novelistID. 32390
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続 金曜の夜、人間は二つに分かれる

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 今はテレビが当たり前になったが、私の小さいころは、テレビがなかった。
そのせいか、いまだにテレビはちょっと不思議なものだ。
遠くにいるはずの人間がどうして、目の前で喋っているのだろう?
説明しろといわれても、すぐにはできない。
それと、テレビでいつも見ていると、一度も会ったことがないのに、知り合いのような気持になる。
この前、田原聡一郎さんを街で見かけてあいさつしたが、向こうは気がつかないようだった。

 このごろは、テレビは大画面が普通になった。
女優さんの顔は毛穴まではっきり見えるようになったし、ナイター見物の人が食べている弁当の中身までわかる。
これほど画像が鮮明になると、素顔でテレビに出られる人はなくなるだろうし、安い弁当を買う人も減るだろう。