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端数報告2

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5030メートルの女と300メートルの男


 
さてと前回、「どうせコロナは今月一杯」なんて書いたがどうなるでしょうね。あれ書いた頃「死者急激に増加!」とうれしそうに叫んでいたマスコミがピタリと何も言わなくなったが、やっぱり増加は先週あたりがピークであのあと下がり始めたんかしら。だから池上彰とか、
 
「またかよ。なんでもっとたくさん、2倍4倍16倍と死んでいかねーんだよ。倍々で死ななきゃ今までオレが嘘ついてたことになるだろうが。コロナ! だからもっと殺せよ!」
 
だとか楽屋でガンガンと壁を蹴りながら言ってんだろうか。
 
それがエリートの本音である。歩きながら周りの家々を眺めてみれば、まだまだ夜通し窓全開の真夏のような網戸生活を送っているとおぼしき宅もあるようだが、池上彰を信じてそのまま節分を迎えるつもりか。
 
コロナ〜外、福は〜内、とその窓から豆を投げるつもりであろうか。その前に、低体温症で病院に担ぎ込まれる人間がコロナの患者を上回ることにならねばいいんですが。
 
そうなっても決して報道されぬだろうから、何万人も死ぬのかな。でもそんなやつら、どうせ〈れいわ新党〉とかに投票するほど頭のイカレた連中なのに違いないからひとり残らず死んだ方が明日の日本のためであって、この〈コロナ禍〉というやつはバカが減っていいことだから頭のおかしな人達には今後も窓を開け続けてほしいものです。
 
と。さて前回の話の続きで〈グリコ・森永〉なんだけど、まず最初にお詫びと訂正。おれは前回、
 
画像:NHKグリコ・森永事件番組表
 
この番組の第1部だけが事件の再現ドラマ、2部と3部がおっさんの話と書きましたが、結局やっぱり全部録画しあらためて見たところ、いろいろと記憶違いが多くあるのがわかりました。正しくは1部と2部が上川隆也主演の事件の再現ドラマ。第3部のみ当時の警察関係者に話を聞いたものでした。
 
でもって第3部はおっさんが次から次に出てきて同じことを言う、と書いたがそれも見直すと違っていた。現場で犯人を追ってた刑事らはそれほどおかしなことを言ってないのだが、しかしひとり、いちばん上で指揮を執ってた捜査の最高責任者。帝銀事件で言えば藤田二郎刑事部長にあたる、
 
画像:四方修(元大阪府警本部長)
 
この人物が何度も出てきて、
 
「あの事件はどうして解決できなかったんだろう。犯行グループはグリコと森永への怨恨と、なんらかの背後関係と、反権力の思想を持つ者達だったのは絶対間違いなかったんだが、その線をどれだけたどっても何も出てこなかったんだ。グリコと森永への怨恨と、なんらかの背後関係と、反権力の思想を持つ者達だったのは絶対間違いないんだがね、うん」
 
画像:四方修(名神から大阪方面に行って)
 
「あの事件はどうして解決できなかったんだろう。犯行グループはグリコと森永への怨恨と、なんらかの背後関係と、反権力の思想を持つ者達だったのは絶対間違いなかったんだが、その線をどれだけたどっても何も出てこなかったんだ。グリコと森永への怨恨と、なんらかの背後関係と、反権力の思想を持つ者達だったのは絶対間違いないんだがね、うん」
 
画像:四方修(何の対応することもできないのに)
 
「あの事件はどうして解決できなかったんだろう。犯行グループはグリコと森永への怨恨と、なんらかの背後関係と、反権力の思想を持つ者達だったのは絶対間違いなかったんだが、その線をどれだけたどっても何も出てこなかったんだ。グリコと森永への怨恨と、なんらかの背後関係と、反権力の思想を持つ者達だったのは絶対間違いないんだがね、うん」
 
画像:四方修(地元の警察が動くような犯罪捜査力を)
 
と言う。ためにおれは昔見たとき、同じような顔だが別の人間がかわるがわる出てきて同じことを言うと錯覚していたようだ。
 
画像:四方修(いやそんなのないよ)
 
と言われてもそうなのである。あらためて見るにどうもこのおっさんが〈インパール作戦〉で言うところの牟田口廉也(むたぐちれんや)で、ただこの牟田口ひとりのせいで解決できたはずの事件が解決できなかったのじゃないか。そんな感じも見てしたのだが、しかしたんにこの番組の制作者がこのおっさんのことが嫌いで、これを牟田口廉也にしようとしてるだけかもしれないからな。この番組ひとつ見ただけじゃなんとも言えない。
 
画像:四方修(本当?)
 
本当です。さて、それよりも前回は、この番組がグリコの看板をどう見せるかという話だったね。その続きだが、ネオン看板はふたつある。ひとつは『ブラック・レイン』でお馴染みの大阪の街にあるあれで、もうひとつはグリコの工場。番組はまず工場の方を、前回最後に見せた通り、
 
画像:グリコ工場ロング
 
こう映す。で、ズームして、 
 
画像:グリコ工場アップ
 
こうだ。これが冒頭1分30秒のところ。オー人事オー人事なメロディとともに5分ほどかけて事件のあらましを説明した後、上川隆也が出てきてドラマが始まるのだが、その上川の登場シーンが、
 
画像:グリコのネオンを見上げる上川
 
こうなっていて、まるで松本零士の、
 
   *
 
スタンレー山脈、標高五〇三〇メートル
人跡未踏のジャングルの上にそそりたつ
スタンレーの魔女は、
自分に挑戦して、そして死んでいった
空の男たちのことを思いだし、
今も、笑っているにちがいない……
 
アフェリエイト:スタンレーの魔女
 
という、これみたい。5030メートルの女は今も笑っているだろう。
 
画像:ニューギニア地図
 
上川隆也は憎々しげに〈300メートルの男〉を見上げる。これは事件が法律上、時効となってしまう日なのだ。犯人達はいま笑っているだろう……。
 
と。ただ、この地図は古いもので、松本零士が〈魔女〉として描いたニューギニアのジャヤ山は近年新たな測量が行われたらしく、2017年の地図から黒三角の後に続く数字が変わっています。
 
画像:四方修(本当?)
 
ほんとです。詳しくは、
 
リンク:ヤマト航海日誌
https://novelist.jp/71614.html
 
このリンクを押して該当の記述を探して読んでください。
 
画像:四方修(いやそんなのないよ)
 
と言われても知らんのだ。番組はグリコの看板を昼に撮ったものは見せない。唯一の例外が、
 
画像:グリコ工場空撮
 
これで、グリコの株が暴落した日にニュースが流したものらしいが、まるでチェルノブイリと言うか福島原発事故と言うか。
 
そしてさらに、
 
画像:グリコのネオンを斜めに撮ったもの
 
こんなふうに見せたりとか、
 
画像:グリコのネオンをブラシて撮ったもの
 
こんなふうに(手持ちでわざとブラしながら撮っている)見せたりとか。このネオンは毎夜0時に消されるらしいが、2000年2月、時効成立の日、
 
画像:グリコのネオン消灯前
 
ピッ、ピッ、ピッ、
 
画像:グリコのネオン消灯後
 
ポーン。0時をもちまして、事件は遂に犯人達の完全勝利で終わりました――って、しかしこれは別にその日に撮ったものではないんじゃないのか? この番組を作るために2011年にカメラを据えて撮ったものではないのですか。
 
作品名:端数報告2 作家名:島田信之