小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

おーまいごっど【完結版】

INDEX|12ページ/27ページ|

次のページ前のページ
 

第肆話 イザ!お祓い



 神様はどっこらしょっと、拝殿から地面に降り立った。
「ふう。久しぶりの感触です。足が疲れます」
「神様は運動しないんですか?」
「どこの世界に走り回ってる神がいますか? 皆じっとしてるもんです」
「確かに、動く神様になんか会ったことないぜ」
「セコビー、じっとしてる神様にも会ったことないよね」
「普段なら神輿に乗るのですが、この神社にはもう神輿はないですから、歩かないといけませんね。僕は苦手だなぁ」
神様は眉を寄せて、嫌々歩き出した。
「では、ビンタの原因をお祓いに行きましょう」
「お祓い!?」
セニョールとセコビッチの二人は同時に聞いた。
「はい、災いを取り除くためには、お祓いが付き物です」
「へえ? また魔法みたいなので、『パンプル・ピンプル・パムポップン』とかやるのかと思ってたぜ」
「神力です。祝詞と呪文は違います。それに災いのもとを直接祓うのが、最も効果的なのです」
「へえ、そういうのって神様がやるんですか?」
セニョールが聞くと、
「そうですよ」
神様が振り向いて、いかにも当然という顔で言った。
「それ、祈祷師とかがやる仕事って思ってました」
すると神様は立ち止り、
「ふーむ。それは問題ですねぇ。神の仕事のまね事をしてる人間も多いんだなぁ。神力って言うのは神だけの力なんだけど」
「じゃ、他は全部ペテンなの?」
「そういうわけでもないんだよ。神と行動を共にしたり、大いなる行いに対して神力が授けられることも、あるにはあるんで。極稀にそこから神に昇格ってことも」
「て、ことは、俺らも行動を共にすりゃ、何か超能力がもらえたりするのか!?」
「ダメですよ。そう簡単にはあげません! ものすごく修練して、それでも授からない人間なんて、星の数ほどもいるんですから」
「そうだよね。キリストぐらいじゃないとダメなんでしょ?」
「外国の神事情はよく知りません。じゃ、無駄話はこれくらいにして、参りましょうか」